オレイン酸には血中のコレステロール量を適正に保つ働きがあります。血中の悪玉コレステロールを減少させることで、余分なコレステロールが血管の壁に沈着することを防ぎ、血圧の上昇を抑えます。また、オレイン酸は酸化しにくいという特徴があり、血管を傷つけにくい脂質です。煎りピーナッツにはオレイン酸を含む不飽和脂肪酸が100gあたり24.44g含まれています。
ポリフェノールには抗酸化作用があります。血管を傷つける活性酸素に対抗する働きを持つため、血管の健康を保つのに効果的な栄養素です。ポリフェノールの中でもピーナッツに含まれるレスベラトロールには、血管の伸縮性を高める効果があります。血管をしなやかにすることで、血圧を下げることが可能です。レスベラトロールはピーナッツの薄皮の部分に含まれるため、皮ごと食べることをおすすめします。
カリウムには血液中の余分な塩分を体外に排出する役割があります。同時に、腎臓から塩分を吸収することも防いでくれるため、浸透圧を調整して血液の量を正常に保ち、血圧を下げるのに有効な栄養素です。
世界保健機関は、カリウムを1日3510mg摂取することを推奨しています。
ピーナッツを食べることで、血圧を下げる働きを持ったカリウムを摂取すると良いでしょう。
ビタミンEには4種の異性体があり、ピーナッツに最も多く含まれるのはα-トコフェロールです。この栄養素は、強い抗酸化作用を持っていることで知られています。
細胞の酸化による老化を防ぎ、血管を健やかに保つことで正常な血圧を維持することが可能です。
ピーナッツはこれらの他にもマグネシウムやリン、鉄など血圧の安定に役立つミネラルを豊富に含んでいます。
人間の血圧が1日で一番上昇する時間帯である朝にピーナッツを食べることがおすすめです。また、小腹が空いた時は塩分の多いおつまみやおやつの代わりに食塩無添加のピーナッツを食べることで、塩分摂取を控えつつ、血圧を下げる効果を期待できます。血圧の上昇を抑える効果を持続させるために、継続的にピーナッツを食べましょう。
ピーナッツは1日に30粒(30g 174kcal)程度を食べることがおすすめです。これは農林水産省が推奨するおやつのカロリー(200kcal)の範囲内におさまります。高血圧の予防のためには健康的な食生活が望ましいため、ピーナッツだけでなく幅広い食材をバランスよく取り入れましょう。
おつまみ用に販売されているピーナッツの中には、高血圧の原因となる塩分が多く含まれているものもあります。殻付きのピーナッツや素煎りのものを選ぶことをおすすめします。そのまま食べるだけでは飽きてしまうという場合、料理に取り入れてみましょう。
血管を柔らかくする一酸化窒素を増やす食材と合わせることで、高血圧予防の効果が高まります。一酸化窒素の材料であるアルギニンを多く含む食材には、赤身の肉や魚、乳製品などが挙げられます。ピーナッツもアルギニンを豊富に含んでいるため、ダブルで効果を高めることが期待できます。
高血圧予防に適した栄養素が含まれるピーナッツは、食べる時間や他の食材との組み合わせによって、より効果を高めることのできる食材です。また、おいしいだけでなく、多くのスーパーやコンビニなどで販売しており手に入れやすいため、さまざまなレシピにアレンジすることもできます。
出典:arima me

