山菜ツアーの案内人でもある小野塚さんに「山菜で野球チームを作るとしたら?」と少々、荒っぽいテーマを投げてみました。それぞれの持ち味を、守備や打順に当てはめてもらったところ、いい感じのチームが誕生。知らなかった山菜たちも身近になって、ますます興味が湧いてきました。
クセがなくいろいろな食べ方のできるオールマイティーぶり、知名度の高さはピッチャーの風格。
だれからも愛されるウド。安定感抜群の実力は、打席の要、チームの要をしっかりこなす。
雪の下から一番に顔を出すふきのとう。出足の早さは、まさにトップバッターで、ポジションもファースト。
市販品にアクはないが、山に自生するうるいは苦味とぬめりがあり、それこそが魅力。頭を使うセカンドで、アクをいかしてほしい。
木の芽とはアケビのつるで、好きな人の熱意が半端ない。細くしなやかな形は、ショートの軽やかな動きを連想させる。
うまさ格別のコシアブラは、頼りがいのある山菜。2番バッターでランナーをつなぎ、3塁をがっちり守る。
コゴミのように群生しないことから、たくさんは収穫できないが、独特の旨みがあり、地元でも重宝されている山菜の一つ。その存在感は、ライトからホームまでレーザービームを投げる守護神のよう。
山のアスパラという別名通りの甘さと風味。群生しないでポツポツと生える姿は、まさに外野の一番奥で構える風情に似て。
非常に甘みが強く、味わい深いオオナルコユリ。マイナーだが、抜群の味を持つあたりは肩の強い外野選手のよう。
~ 小野塚さん!極私的熱愛 山菜ベスト3 ~
1 アブラコゴミ 2 オオナルコユリ 3 シオデ
オオナルコユリ、シオデはマイナーで、大量に採れないが、甘みがあっておいしい、というギャップも好み。アブラコゴミはコゴミが終わる頃出てくる山菜で、とにかくうまい。個人的には、ライトあたりを守ってもらって、リリーフピッチャーもいける選手。
~ たらの芽、ワラビ、ゼンマイは一軍落ち? ~
3つとも非常に知名度が高い山菜ですが、ゼンマイやワラビはアク抜きで手間もかかり、たらの芽は乱獲で数が激減しているという危惧感も。「もっとおいしくて、手軽に食べられる山菜がいっぱいあります」という気持ちで選びました。
出典:note

