もみ殻を炭化したもみ殻くん炭の内部は多孔質になります。多孔質とは、多数の目に見えない小さな穴があいた状態を指します。多孔質なもみ殻くん炭を土に入れることで、水はけや通気性がよくなります。
一方で、もみ殻くん炭は比重に対して600倍以上もの保水力があるといわれています。そのため、保水性・保肥性を高める効果もあります。
土壌の排水性・保水性が改善されることで、土壌微生物が増えるというメリットもあります。土壌微生物が増えると、土はふかふかになり、植物にとってより良い環境になります。
もみ殻くん炭はpHが8〜10のアルカリ性です。
日本は降雨量が多く、また雨水は空気中の二酸化炭素が溶け込み弱酸性であることから、日本の土壌は酸性に傾きがちです。作物が育ちにくい酸性の土壌を中和するのに、アルカリ性のもみ殻くん炭が役立ちます。
アブラムシはもみ殻くん炭の臭いを苦手としています。もみ殻くん炭を土に撒くことで、アブラムシなどの害虫を寄せ付けない効果があります。
農林水産省が公開する「こどもそうだん」というウェブページによると、もみ殻を焼いて畑にまくことで、
- イネが倒れにくくなる
- 植物の根から栄養を吸収しやすくする
- 連作障害を防止する
などの効果が得られる、と書かれています。
- もみ殻
- くん炭器
- ドラム缶
- 薪や新聞紙など着火しやすいもの
- 着火剤(ライターなど)
- 水(消火に使用)
- ドラム缶に薪や新聞紙など着火しやすいものを入れ、火をつける
- 火が大きくなったら、くん炭器を上からかぶせる
- くん炭器のまわりにもみ殻を入れる
- もみ殻が炭化したらくん炭器の煙突部分をはずし、水をたっぷりかけて消火する
火をつけた後、温度が高くなりすぎると、もみ殻が燃え尽きて灰になってしまいます。温度が高くなりすぎないよう、また一部分だけに熱が加わって焼きムラが生じている場合などは、工程3.と4.の間でスコップなどを用いて撹拌するのもおすすめです。
完全に消火するためには、密閉するのが効果的です。水をかけて消火した後、ドラム缶にビニール袋を被せ、紐で縛って密閉すると、しっかりと消火することができます。
翌日、熱が冷めていることを確認したらもみ殻くん炭の完成です。
大量に作りたい場合には、ドラム缶を使わず、土の上で作るのもおすすめです。その際、もみ殻が風で飛ばされないよう注意が必要です。


