出典:レタスクラブ
残暑が厳しい今夏、熱中症になるリスクはまだまだあります。積極的な水分や塩分補給、室温設定など、熱中症予防のための対策を実践されている方も多いと思いますが、暑さ対策におすすめのフルーツがあることをご存じですか?
それは、キウイ! 水分補給やミネラル補給にぴったりなんです。
熱中症とは体温調整機能がうまく働かなくなり、体に熱が籠もった高体温症状 (高体温症) のこと。暑かったり、蒸し暑かったりする環境下で、大量に汗をかき、脱水状態になったことで引き起こされます。
めまい、頭痛、食欲低下、おう吐、筋肉痛や体のしびれなど、脳、胃腸 (消化器) 、筋肉に同時に異常が現われるのが特徴です。この3つの器官は80~90%が水分でできているため、脱水症が体の異常に直結するのです。
小まめな水分補給が大切。食品から水分をチャージ
熱中症を防ぐためには、体内の水分バランスを適正に保つことが重要です。体重60㎏の場合、発汗や排せつなどで体から失われる水分はおよそ2.5リットル。一般的な生活で飲食や体の代謝で同じくらいの量の水分を摂取することができますが、飲み物を一度に大量にとると、体内に蓄えられずに尿として体外に排出されてしまうことに。コップ1杯ずつ、1日に8回程度に分けてこまめに飲むと効率よく水分を補給できます。
また、体に入る水分の40%は、飲料ではなく食事からとったもの。規則正しく食事をとり、水分を豊富に含む野菜や果物を積極的にとりましょう。
スポーツの合間や夜間でもキウイフルーツなら簡単に水分が補給できる
水分補給に適したフルーツとして注目されているのがキウイフルーツです。キウイは水分が多いだけでなく、ビタミンCを豊富に含んでいます。ビタミンCは体が暑さに早く順応するのを助け、暑い時期や残暑の体づくりに役立ちます。
また、キウイの水分は体内でゆっくり吸収されるので、夜トイレが近くなることが気になる場合、水の代わりに就寝前に食べるのがおすすめ。半分に切るだけで手軽に食べられるので、スポーツの合間にも取り入れやすいです。
栄養素がぎっしり
食物繊維:グリーンキウイ1個で女性の1日の必要量の不足分をカバー
成人女性の1日当たりの食物繊維の目標量は18g以上 。しかし、平均的な摂取量は15.9g (※2) というデータがあります。グリーンキウイなら可食部100g当たり2.3gの食物繊維 をとることができ、不足分をカバーできます。
ビタミンC:サンゴールドキウイで1日の必要量がとれる
キウイにはいくつか種類がありますが、果肉が黄色いサンゴールドは特にビタミンCが豊富。ビタミンCの1日の推奨量は100mgですが、サンゴールドキウイのビタミンC含有量は、可食部100g当たり152mg 。1個で1日に必要なビタミンCの摂取量を充分にクリアできます。
キウイはビタミンCのほか、カリウムやマグネシウム、鉄、銅といったミネラルをバランスよく、豊富に含んでいます。これらのミネラルは汗によって流出してしまうので、キウイはミネラル補給にもうってつけ。
また、毎日の元気に大切な8種類のビタミンB群のうち、キウイはビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸と6種類を含んでいます。