3年がかり「パイナップル実った」


 長崎県平戸市大久保町の外輪昇さん(73)が自宅の庭で育てたパイナップルが3年がかりで実を付けた。9日、収穫した果実を家族や隣人らと食べた外輪さんは「甘くておいしかった。完熟させて食べるという夢がかなった」と喜んでいる。

 外輪さんは約5年前、栽培に挑戦したが失敗。諦めきれずネットなどで詳しく栽培方法を調べ2021年夏、再挑戦した。
 沖縄の知人から届いたパイナップルを使い、実の上に付いている緑色の冠芽(かんが)を鉢に植え、水や肥料を与えて育てた。冬場は暖房の効いた部屋に入れたり、知人のビニールハウスに預けたりして寒害から防いだ。
 今年の3月ごろ花を咲かせ、庭の畑に植え替えるとそのうち緑色の小さな実を付けた。8月末には実は長さ約15センチ、横幅約12センチに成長。鮮やかな黄色に熟し、周囲に甘い香りを放つようになった。
 佐世保市の九十九島動植物園(森きらら)の担当者は「パイナップルは気温が5度以下では育てるのが難しい植物。今回のケースは越冬などの条件が良かったのだろう」と話す。

 
出典:長崎新聞