出典:Modernliving
開花している間は特別なお手入れを必要としないのですが、枯れた花を摘み取る「花がら摘み」をしっかり行えば、新しい花を咲かせることができます。
冬に強い品種を屋外で育てる場合、日陰が必要です。室内では明るい間接光を与えてください。
観葉植物として購入したシクラメンを、1シーズンのみ楽しもうと思っているのなら、別の鉢に植え替えする必要はありません。翌年以降まで保存し、植え替える場合は、多目的なタイプであればどんな土でも使用できます。屋外では水はけのいい土が必要で、シクラメンはやや酸性のものを好みます。重い粘土質の土は避けましょう。水分を保持しすぎてしまうためです。
この植物を育てるにあたって、もっとも失敗の可能性が高いのは、水やりでしょう。というのも、水を与えすぎると球根が腐ってしまうから。開花中は土が少し湿る程度が理想的ですが、水浸しにしてはいけません。
毎日、土に指を入れて湿り具合を確認してください。その後、鉢を水をはったシンクに15分ほど置き、鉢の排水穴から水を吸わせて底面から水を与えましょう。
シクラメンは、10度から21度程度の涼しい場所が好き。いちばん涼しい部屋に置きましょう。ただし、すきま風や暖房のふき出し口は避けること。
シクラメンが花を咲かせたら、数週間おきに、ラベルに記載されている窒素(N)の値が低めの水溶性の汎用肥料を半量ずつ与えましょう。窒素の量が多すぎると葉ばかり育ち、花が咲きません。