「春の味覚」山ウドの収穫 能代市二ツ井町

出典:北羽新報社 知的財産いいねっと

ハウス内に「春」広がる山ウドの収穫

 能代市二ツ井町で、 山ウドの収穫が行われている。
 ビニールハウス内では、シャキシャキとした食感が魅力の「春の味覚」が土から顔を出し、農家が掘り取り作業に汗を流している。
 4、5年度は夏場の大雨などの影響で収量が落ち込んだが、今年度は順調に生育。各地の市場から高く評価されており、二ツ井の特産が食卓を彩ってくれそうだ。

 山ウド栽培は、昭和50年代半ばに当時の二ツ井町農協が冬季の農家所得確保のため奨励し、特産に定着。JAあきた白神( 本店・能代市)管内では「白神山うど」の名称で県内や関東などの市場に出荷している。高齢化で生産 規模は縮小傾向だが、今年度は約30経営体が前年度並みの128で作付けしている。

 白神山うどは、春から秋にかけて畑で養成した株を堀り上げ、11月頃からビニールハウス内に伏せ込み、促成栽培されます。新春(1月上旬)から出荷が開始され、天然物が出回ったあとの5月中旬頃 まで出荷が続きます。ハウス栽培の山うどはクセが少なく、皮をむいて軽く水に浸すだけでそのまま食べることができます。むいた皮も細切りにして、きんぴらにするなど捨てるところが無く、 全て食べきる事ができる万能な野菜です。