出典:FARMNAVE
スナップエンドウは、初心者でも育てやすい野菜の代表格です。
特別な広い畑がなくても、プランターひとつあれば元気に育てることができるため、家庭菜園デビューにもぴったりの作物です。
スナップエンドウは、丈夫で生育旺盛な性質を持っており、寒さにも比較的強いため、春まき・秋まきのどちらでも育てることができます。
さらに、つるが伸びることでコンパクトなスペースでも立体的に栽培できるため、ベランダや狭い庭先でも無理なく楽しめるのが大きな魅力です。
また、栽培期間が短く、種まきから約2〜3か月で収穫ができるので、達成感を得やすく、育てるモチベーションも高まりやすい作物です。
何より、自分で育てたスナップエンドウは、甘く、シャキシャキとした食感が市販品とは一味違う格別の美味しさを味わえます。
スナップエンドウはつるを伸ばして育つため、ある程度深さと広さのあるプランターが必要です。
目安としては、深さ30cm以上、幅60cm以上の大型プランターを選びましょう。
根をしっかり張れるスペースがあると、株が元気に育ち、たくさんの実をつけてくれます。
また、底に十分な水抜き穴があるものを選ぶことも大切です。排水性を確保しないと、根腐れを起こしやすくなるので注意しましょう。
スナップエンドウは、水はけがよく、適度な保水性がある土を好みます。
もっとも手軽なのは、市販の「野菜用培養土」を使うことです。初心者の方は、pH調整や元肥がすでに施された培養土を選ぶと、管理がぐっとラクになります。
もし自作する場合は、
・赤玉土(中粒)5割
・腐葉土3割
・バーミキュライトまたはパーライト2割
を混ぜた土に、緩効性肥料を加えると、排水性と保水性のバランスが取れた理想的な土になります。
スナップエンドウにはいくつか品種がありますが、初心者の方には病気に強く、生育が安定している品種を選ぶのがおすすめです。
たとえば、「スナック系」「つるあり系」など、甘みが強く育てやすいタイプを選びましょう。
購入時には、発芽率が高い新しい種を選ぶことも大切です。種袋の裏面に「発芽率」が記載されているので、できるだけ発芽率が高いものを選びましょう。
さらに、栽培をスムーズに進めるために、以下の道具も用意しておくと安心です。
- ジョウロ(細口タイプ):優しく水やりができる
- 園芸用ハサミ:収穫や摘心に使う
- 鉢底石・鉢底ネット:排水性を高め、根腐れを防ぐ
- 液体肥料:追肥時に手軽に使える
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農園はもちろん、家庭菜園・ガーデニング・ベランダ園芸など、植物を育てるすべての方におすすめです。
プランターと土が準備できたら、いよいよ種まきです。
スナップエンドウは、発芽温度が15〜20℃とやや高めのため、地域に応じた適切な時期(春まきなら2〜3月、秋まきなら10月ごろ)に種まきを行いましょう。
種まきの手順は、
- 土の表面に2〜3cmの深さの植え穴をあける
- 1か所に2〜3粒ずつ種をまく
- 軽く土をかぶせ、手のひらでそっと押さえて密着させる
発芽までは乾燥に弱いので、表面が乾かないように注意して水やりを続けることが大切です。
水やりはジョウロの細口を使って、やさしく、土が流れないように行いましょう。
発芽まではおよそ7〜10日。気温や天候にもよりますが、芽が顔を出してきたときの喜びはひとしおです!