セリと毒ゼリの違い

出典:お役立ち!季節の耳より情報局

芹は香りで判断!茎が白くて根っ子が細くて白い

 セリとは、セリ科の多年草。名前の由来は、セリの若葉が競り合うように成長しているように見えることから「セリ」と呼ばれるようになったと言われています。ちなみによく似ているのが三つ葉です。見分け方は、葉の数で、三つ葉は3枚、セリの葉は複数枚ついています。

  • 匂い
    セリの匂いは独特で、強い香りがします。薬草のような爽やかな匂いが特徴です。匂いが強いことから、料理の際の香り付けなどに良く使用されます。きりたんぽには、欠かせない食材ですね。
  • どんな味?  
    セリの味は三つ葉と、セロリを足したような味がします。薬草のような独特な苦味もああるため、苦手と感じる方も少なからずいるそうです。ちなみに根っ子ごと売られていることもありますが、この根っ子も食べられますよ!シャキシャキとした食感で、癖になる人も多いみたいです。
  • 旬の時期
    セリの旬の時期は冬から春です。もっと詳しく言うと、2月~4月頃にかけて。七草粥に使用されるため、1月が旬なのでは?と思われがちですが、その時期のせりはまだ成長段階で、小さいものが多いです。
— ドクゼリに注意 —

 セリには「ドクゼリ」といって、食べると食中毒になる恐れがあるものが存在します。ぱっと見では見分けがつきにくく、セリの生育地に混在して生えているため、自分で採取したセリを食べるときは特に注意が必要です。続いではドクゼリについて、詳しく説明します。有毒なので、絶対に食べないようにしましょう。

 ドクゼリとはセリ科の多年草。ドクウツギ、トリカブトと並び、日本三大有毒植物の一つ言われている、食べると危険な植物です。誤って食べると体に何らかの症状が現れます。またドクゼリの毒は皮膚からも吸収されやすいので、直接手で触るのも危険です。

 ちなみにドクゼリの花言葉は「あなたは私を死なせる」「死も惜しまず」です。この言葉からも、猛毒な植物なことがうかがえますね。