盛岡の居酒屋 在来種ニホンミツバチを飼育

店舗裏で養蜂に挑み味わい深い希少な蜂蜜

 市場にほとんど出回らない蜂蜜を購入できる居酒屋がある。国道4号に面する盛岡市上堂の炭火やきとり備長屋(熊谷淳志店主)。健康を思う熊谷さん(57)の趣味が高じ、ニホンミツバチの蜂蜜を敷地内で生産、販売する。自然界の生み出す芳醇(ほうじゅん)な甘みがじわりと人々を引きつけている。

 店舗裏の草むらに重箱のような木箱が並ぶ。よく見ると、小さなハチが群れを成し、出たり入ったり。「刺しはしないですよ」と、養蜂歴約10年の熊谷さんが近寄る。

 流通する蜂蜜の9割超は輸入品で、国産は大部分がセイヨウミツバチのものだが、熊谷さんは在来種のニホンミツバチを飼育する。体長はセイヨウより小さく、蜜の採取量は5分の1ほど。機械を使わず、巣から時間をかけて蜜を垂らして採取する。

 
出典:岩手日報