家庭菜園の定番、ナスを長く美味しく収穫するには剪定が欠かせません。特に脇芽の処理は重要で、放っておくと養分が分散し、実の品質や収穫期間に悪影響を及ぼします。この記事では、なぜ脇芽処理が必要なのか、具体的な方法、そして長く収穫するための剪定のコツを解説します。剪定の知識と実践で、ナス栽培を成功させましょう。
家庭菜園で人気のナスは、比較的育てやすく、収穫量も期待できる夏野菜です。美味しいナスを長く収穫するためには、適切な剪定が欠かせません。剪定は、植物の枝を切り取る栽培管理技術であり、株の形を整え、風通しを良くする効果があります。剪定を怠ると、わき芽(葉や茎の付け根から生じる芽)から不要な枝葉が伸び放題になり、株が過繁茂になります。その結果、枝葉に養分が奪われ、実をつける期間が短縮されたり、実の品質(大きさ、味)が低下したりする可能性があります。また、風通しが悪くなることで病害虫が発生しやすくなるなど、収穫量や品質に悪影響を及ぼすリスクが高まります。剪定を適切に行うことで、「収穫期間の延長」「実の品質向上」「病害虫の予防」といったメリットが得られます。
ナス栽培で最初に行うべき重要な作業が「わき芽かき」です。この作業は、茎と葉の付け根から生じる「わき芽」を取り除くことで、不要な枝葉への養分供給を抑え、株全体の養分を実に集中させることを目的としています。その結果、実が大きく美味しく育ち、収穫量の増加にもつながります。わき芽かきに最適な時期は、株が成長し、一番花が咲き始める5月頃です。具体的な方法は、2本仕立てにするか3本仕立てにするかで異なります。2本仕立ての場合、一番花の下にある枝を確認し、一番花の真下にある1〜2節のみを残して伸ばします。一番花がついている枝が「主枝」となり、残したわき芽が「側枝」となって、株の骨格を形成します。それより下の位置から出ているわき芽は全て切り除いてください。3本仕立てで栽培する場合は、一番花の真下にある芽を2つ残し、それより下のわき芽は全て切除します。主枝1本と側枝2本が残ることで、より多くの収穫が期待できます。
秋ナスをたくさん収穫するためには、夏場の7月から8月にかけて「更新剪定」という手入れが非常に重要になります。この時期はナスが最も成長する時期で、たくさんの実をつけますが、同時に枝葉が茂りすぎて株が弱りやすくなります。更新剪定は、株の勢いを回復させ、秋ナスを美味しく長く収穫するために、思い切って枝を切る作業です。更新剪定をしないと、夏が終わる頃に株が疲れて枯れてしまったり、秋に美味しいナスが収穫できなくなったりする可能性があります。
出典:スイーツモール

