自然薯の栽培

 

 山奥で育った私には子供の頃から自然薯(当地では一般にヤマイモと呼んでます)は極々身近にあるものでした。周りには名人級の腕前で掘り上げる人。
それほど関心のない人。正月用の何本かを暮れに掘る人。様々でした。
シーズンになると、農家の人でしょうか、冬場の収入源として本格的に掘る人もおり見知らぬ自転車やバイクが山道に停めてあり、ヤマイモ掘りの人だろうなと思っていました。
時には藪から、がさがさと出てこられ、びっくりした事もありました。

十数年前、初冬の夕暮れ一台のワンボックススカーが店頭に滑り込んできました。
(田舎の雑貨屋だった我が家は、宅配便も取り扱ってた)車から降り立ったのは中年男性3人組。リアゲートから、ごそごそ取り出したのはなんと自然薯数十本。これを送ってくれとの事。
聞けば岡山から自然薯を求めてこの地までやってきて旅館に泊まりながら、目星をつけた山に入り自然薯堀りの毎日。
残念ながら、それ以上の詳しいことは聞けませんでした。。
ただ、送り先は岡山の市場宛。

それほどまでして採算に合うのか?
かなり高額の取引だったんだろうなあ~
おぼろげな疑問のまま、今日まで忘却の彼方でした。

それはさておき、実は私も十数年ほど前より、自然薯の栽培に興味を持ち栽培に挑戦していました。毎年暮れの頃には地元の建設機械リースの会社よりユンボ(バックホー)を借りては穴を掘り、購入した自然薯パイプで栽培に挑戦していました。
三年目の頃、立派なもの(一本1kg弱)が収穫できました。
そこで地元で「山芋買います」の看板が出ていた所に持っていったのですが「うちは天然物しか扱ってないので」と言われ、すごすご引き返しました。
で、その年に作ったイモは近所に差し上げたり、自家で消費しました。
今思えば売り込みにあちこち行けば良かったのでしょうが、そこまでの執念?が無く栽培はそれきり・・・終わってしまいました。

封印?していた自然薯栽培ですが、定年も間近になり、中途で終わってた自然薯栽培を完遂させよう、ライフワークのひとつにと再度挑戦を決意しました。

自然薯の栽培