山菜の種子は、品種改良されてきた野菜の種子と違って、深い休眠があり、
休眠が解けなければ発芽しません。
春に発芽する種子は、冬の低温下に一定期間おかれて、はじめて休眠が解けます。
(ギョウジャニンニク、ノビル等、夏に休眠するタイプは、低温処理しません。)
同じ花から生まれた種子でも、休眠の深さには差があって、
1年遅れて発芽するものや、2年遅れるものもあります。
発芽する種子でも、その時期にはかなりの差があり、
最初の発芽から最後の発芽まで1ヶ月以上かかったりします。
種子の低温処理をすることで、発芽率を高め、発芽の時期をある程度そろえることが出来ます。
山菜の種子には、乾燥すると発芽しなくなるものが多くありますので、
種子の採取後すぐに低温処理をしましょう。
処理する期間は、1ヶ月程度です。
あまり長く低温にしておくと、種類によっては休眠の解けた種子が、
発芽し始めますので、注意してください。
低温処理の方法
1.広葉樹のオガクズを用意します。 針葉樹のオガクズの場合は、
1ヵ月くらい水にさらしたものを使います。
オガクズは、強くにぎって指の間から水がにじみ出る程度に湿らせます。
2.採取した種子は、その3倍のオガクズと混合し、
ビニール袋にいれて、輪ゴムで口をします。
ビニール袋には、数箇所ツマヨウジで穴を開け、
オガクズは薄く広げないで袋の隅を使って、かたまりになるようにします。
オガクズは、ギューギューにしないで、フカフカにしておきます。
3.乾燥防止のため袋をタッパーに入れて、冷蔵庫の野菜室に入れます。
タッパーの容量にくらべ、袋の容量が少ないときは、
丸めたティッシュペーパーをぬらして、入れておきます。
冷蔵庫の中は、乾燥していますので、ときどき様子を見てください。

4.種子を取り出すときは、オガクズごと水に入れ、
かき混ぜると、種子が先に沈むので(浮く場合もある)分離できます。
1ヶ月程度処理したらで、育苗箱に種子をまき、
温度の上がらない日陰で、乾燥させないように管理します。
種子が小さくて分離できない場合は、オガクズごとまきます。

【参照先不明】

