交配親:♀ウィルケアルベルティ×♂マルコポーログループ:オリエンタルハイブリッド
作出方法:通常受粉、胚培養(育苗期間短縮のため)
切り花用品種同士の交配。
両親どちらも斜め上向き咲きの品種で、茎がしっかりしているので支柱が無くても自立できるのが魅力です。
この個体は、両親が遺伝的バックグラウンドとして持っていたと思われるカノコユリの形質が強く出て、これといった個性に乏しい花にはなりました。
交配親:♀羽衣×♂カンクングループ:アジアティックハイブリッド
作出方法:通常受粉、通常播種
オニユリ型のバイカラー(2色咲き)品種を狙って掛けたら、いちおう狙った花が出ました。もう少し、中央の黄色い部分がはっきり出ていると面白いのですが、こういう配色のオニユリ型の花は珍しいので、十分うまくいった方かもしれません。
交配親:♀ル・レーブ×♂紀州ササユリグループ:オリエンタルハイブリッド
作出方法:花柱切断受粉、胚培養
ル・レーブのように丸弁で早咲きの、野性味のあるオリエンタルハイブリッド狙って交配しましたが、ササユリを親にした交配の例にもれず、かなりササユリっぽい姿になりました。1枚目と2枚目は同じ個体で、開花年が違いますが形質はかなり安定しているようです。ピンク系のオリエンタルハイブリッドの中では、かなりの濃色と言えます。
交配親:♀マルコポーロ×♂サマードレスグループ:オリエンタルハイブリッド
作出方法:通常受粉、胚培養(培養期間短縮のため)
ユリの交配を始めた初期に、練習で掛けた花だったような気がします。上向き咲きでサマードレスのような花か、サマードレスのように強健でマルコポーロのような色合いの花が生まれれば面白かったのですが、全体的に両親の中間になりました。もともと両親どちらも交配種として完成された美しさがあるので、さらにF2を狙う理由もありませんが、庭植え要員としては良いかもしれません。
交配親:♀ルレーブ×♂ヤマユリグループ:オリエンタルハイブリッド
作出方法:通常受粉、通常播種(温度処理を実施)
早咲きで野性味を感じられるオリエンタルハイブリッドを狙いたくて交配したもの。
大体狙い通りではありましたが開花翌年にウィルスに感染してしまった個体が多く、残念ながら大半が選抜対象にはできませんでした。アブラムシ予防が数日遅れたがために、勿体ない限りです。
交配親:♀ピンクパーフェクション×♂マドンナリリーの変種ケルヌウム(Lilium candidum var. cernuum)グループ:特殊交配(オーレリアンハイブリッド×ユーロコーカシアン or キャンディドゥム系)
作出方法:花柱切断受粉、胚珠培養
まったく似ても似つかない者同士の遠縁交配ですが、意外なほどあっさりと多数の雑種胚が採れたので、意外と近縁なのかもしれません。培養開始から3年目で初花となりましたが、両親からは想像できないような姿になりました。
交配親:♀カサブランカ×♂ササユリグループ:オリエンタルハイブリッド
作出方法:通常受粉、胚培養
カサブランカの豪華さに、ササユリの優しい雰囲気を取り入れたくて作出した花ですが、ササユリの形質が強すぎて、ほとんどササユリのような花になってしまいました。
交配親:♀アフリカンクイーン×♂紀州ササユリグループ:OTハイブリッド
作出方法:花柱切断受粉、胚珠培養
オレンジ色のトランペットハイブリッドに、桜色のササユリを掛けたらどんな色になるかという興味と、ササユリの風情を残した強健な交配種を作りたい狙いで交配しました。
なかなか無茶な交配だったので胚珠培養で1個体しか苗が得られませんでしたが、それでも3年目に綺麗な花が咲きました。
交配親:♀ヤマユリ×♂ブラックビューティーグループ:OTハイブリッド
作出方法:花柱切断受粉、胚培養
ヤマユリに、OTハイブリッドのブラックビューティを掛けるという無茶な交配でしたが、以外にも未熟胚がいくつか採れたので培養してみると、4年目で開花が始まりました。
交配親:♀テッポウユリ×♂イワトユリグループ:LAハイブリッド
作出方法:花柱切断受粉、胚珠培養
野生種同士を掛け合わせたLAハイブリッド。白っぽくて大輪のイワトユリといった雰囲気で、咲き始めはうっすらオレンジ色を帯びますが、徐々に白くなっていきます。
交配親:♀シンプロン×♂サクユリグループ:オリエンタルハイブリッド
作出方法:通常受粉、胚培養(培養期間短縮のため)
カサブランカの大輪バージョンとして売り出されたシンプロンにサクユリを戻し交配してみました。あんまり「これ!」という狙いも無かったのですが、サクユリ自体がかなりの大輪花で、観賞するうえで欠点になる要素も無いので、思わぬアタリが生まれたらいいな~くらいの勢いで交配しました。
結果は大体予想通りと言いますか、そうなるだろうなぁという花たちが生まれました。
交配親:♀サマードレス×♂ヤマユリグループ:オリエンタルハイブリッド
作出方法:通常受粉、胚培養(培養期間短縮のため)
丈夫な紅筋ヤマユリのような花を狙って、ヤマユリを戻し交配しました。
花色は紅筋っぽくても形がカノコユリ風に開きすぎてしまったり、ヤマユリ形になっても花色が全体的にピンクや赤紫色になってしまったりと、なかなか狙った花は生まれませんでした。強健ではあるので、シェードガーデンに植えておくには見栄えがしそうです。
出典:まだ見ぬ花を夢見て

