カラスノエンドウはどこにでも生えているので、いわゆる雑草の部類として知られています。別名「ヤハズエンドウ」ともいい、マメ科ソラマメ属の植物です。地中海沿岸地方の原産で、エンドウと同様に食用として栽培されていた歴史もあるようです。
背丈は60~90cmほどにもなる植物です。花は紫がかったピンク色をしており、花が咲いたあとにさやができて、実がなります。
なりはじめのさやは「若さや」とも呼ばれ、やわらかいため、料理に使うことができます。実は熟してくると黒くなり、外に弾け飛びます。そしてまた、新しく花を咲かせるのです。
カラスノエンドウは育つ場所を選ばず、日本のいたるところに生息していますが、主に見かけるのは四国・九州・沖縄など比較的温かい地域。北海道などの寒い地域では、あまり見られません。
旬は暖かい春頃で、やわらかくて食べやすい若さやのほかに、葉や花、実も食べられます。花は3月~5月ごろに咲きますよ。
カラスノエンドウには、ビタミンB1やポリフェノールなどの栄養成分が含まれているとされています。ただし、カラスノエンドウは食品成分表に記載されていないため、どんな栄養がどれだけ含まれているかは言い切れません。しかし、前述したようにカラスノエンドウは料理に活用できますよ。
カラスノエンドウは、葉もさやも実も食べられる使い勝手のよい植物です。おすすめの食べ方は、穂先を使った天ぷら。
- カラスノエンドウ(穂先10cmほどを使用)
- 水溶き天ぷら粉
- 揚げ油
食べたい分量で作りましょう。水溶き天ぷら粉は、天ぷら粉と水を4:5、または9:10の割合で混ぜると、おいしく仕上がりますよ。
- カラスノエンドウを35〜40℃ほどのぬるま湯に浸け、しっかりと洗って水気を拭き取ります。
- 揚げ油を180℃まで熱します。
- 1に水溶き天ぷら粉をつけ、揚げます。長い時間揚げる必要はありません。全体的にパリッとしてきたら、完成です。
また、カラスノエンドウは、煎じて飲むと薬膳茶として楽しむことができますよ。
- カラスノエンドウを35〜40℃ほどのぬるま湯に浸け、しっかりと洗って水気を拭き取ります。
- ザルや網、ネットの上などにのせ、水分がしっかり抜けるまで、2〜3日ほど天日干しします。
- 天日干しが完了したら包丁で刻み、フライパンで軽く煎って完成です。
雑草の一種であるカラスノエンドウですが、季節を感じる食材として楽しむことができる植物なのです。いろいろな食べ方ができるカラスノエンドウ、気になった方はぜひ、探してみてください。
出典:MACARONI

