「一球入魂かぼちゃ」とは、品種名ではなく、JA十和田おいらせの登録商標です。昼夜の寒暖差が大きくて、土壌のよい青森県下北半島において、食卓での味わいにこだわり、厳格な栽培管理をもとに栽培されたかぼちゃです。最大の特徴は、親ヅル一本仕立て、1株1果採りという点です。
一般的なかぼちゃ栽培では、1株から3~5個収穫しますが、「一球入魂かぼちゃ」は、厳選された1個のみを収穫します。1果だけ残すことで、すべての栄養分とうまみを凝縮する栽培方法です。
ホクホク感と甘さのバランスがちょうどよくなるように生産、管理をして出荷しています。採りたてはホクホク感があるのですが、追熟することにより、でんぷんの糖化が進み、しっとり感に変わっていきます。糖度も上がり、14~16度以上、と甘くホクホク感もあるかぼちゃになります。
品種は渡辺採種場の「ダークホース」を使用しています。
一番おいしい時期に出荷するので、9月上旬から10月上旬くらいまでと短期間です。現在、収穫時期なのですが、東北地方に大雨が続いており、収穫は雨が上がったあと2~3日おいてからでないと、カビが発生したり、品質に影響が出るので、天気を見ながら調整しているところです。
栽培のポイントは、種をまき、定植すると、葉が出て、ツルが伸びていきます。実を付けたら、子ヅルを1節で止めます。2番果、3番果はすべて摘果して、一番いいところについた実だけを1個残します。そうすることですべての栄養が一果に集中し、おいしいかぼちゃになります。
「一球入魂かぼちゃ」は1株1果採りなので、普通のかぼちゃに比べると価格は高くなります。昨今の燃料や肥料の高騰で生産者もかなり厳しい状況ですが、なんとかコストを抑えてがんばっていますので、見かけたらぜひ食べてみてください。東京方面では荏原青果さんに出荷しています。
引用:青森のうまいものたち
出典:八百屋へ行こう

