ムカゴ採り

 自然薯は皆さんご存知だと思います。うまいですよね。これ、自分で掘るとなると結構な重労働です。うまく掘るためにはできるだけ斜面になっていて掘りやすい場所を見つけるのがコツです。しかしそれでも石ころやら木の根っこだの掘っている最中に出くわす障害物をかわしつつ折れないようにうまく掘るには戦略と根性が必要でかなり時間もかかります。そういうわけで昔は一生懸命自然薯掘りもしてましたが最近は手が遠のいてます。

簡単に秋の味覚、山芋の味を楽しむことはできないか、、、、、、、

ムカゴです。これが簡単に収穫でき近年の秋の楽しみになってます。山芋のつるに秋になるとくっついている子芋です。大きいと親指くらいの大きさになります。

ムカゴ飯というご飯にムカゴを混ぜて炊く昔からの食べ方がありますが僕のお勧めは”空揚げ”です。単にゆでてアジ塩を一振りでも結構いけます。ビールのつまみに最高です。てんぷらなべなど用意するほど大げさにせず12-15cmくらいの片手鍋を一つ用意してこれに5-10cm位サラダ油をいれて2-3分揚げるだけです。浮いてきたらOKです。揚げたらキッチンペーパーに広げ油を切って塩を振って食べます。生でかじると自然薯の薫り高い味がしますが生で食べ過ぎて腹が痛くなっても知りません。

子供でも簡単に見つけて採ることができるので秋のムカゴ採りは我が家の年中行事の一つです。数年前から写真のように傘を逆さまにしてステッキでツルをたたいてムカゴを一網打尽にする方法も採用してます。この方法を採用するにいたったのには出来事がありました。1999年高田に出張中、山の中腹の林道でムカゴ採りをしてたら四つ手網と棒を持って人の背丈を越えるくらいの木を叩いて何やら採っている連中に出会いました。ムカゴを採っているのか、、いい方法だなと声を掛けると違うと言います。でも網にはムカゴが一杯散らばってます。だけどそれは捨ててしまってます。よくよく聞くとカミキリムシの研究をしているそうな、、、なんでもこの界隈には羽が退化してしまい飛べなくなったなんとかコブヤハズカミキリという珍しいカミキリムシがいるそうで上越側と糸魚川側では種類が違うそうで枯れかけた葉っぱに隠れていることが多くこいつらを探しているとのこと。落ちて集まるムカゴは捨ててしまうので”俺にくれ”としばらく一緒に行動しましたが彼らの目当てのカミキリムシは取れませんでした。

1日採るとKg前後も採れますが一ヶ所でたくさんというわけにはいかないのでキョロキョロしながら場所移動を繰り返します。

採って帰ってきたら長く保存するための工夫がちょっとだけ必要です。スーパーの袋などに入れて密閉状態にしてしまうとカビてしまったりカビくさくなってしまいます。さりとてザルなどにいれて空気に完全に触れる状態だとムカゴから水分がだんだん抜けてしわしわになり縮んで食べられなくなってしまいます。そこでうまい方法はといいますとやや大きめの袋にムカゴを入れたらまず水を入れてムカゴ全体がぬれるようにします。それで袋の口を手で絞り袋ごと逆さまにして水を切ります。あるいはザルに広げてムカゴ全体を湿らせておおかた水をきった状態で袋に入れてもいいかもしれません。これを寒いところ、、僕の場合は物置ですが、、袋の口が十分開くようにし下側が湿った状態で置いておくだけです。口を閉めて密閉するとかび臭くなってしまいます。数日おきにごろごろと攪拌してやるとなおよいです。1週間に1回くらい上記を繰り返して要はムカゴを乾燥させないことです。こうすることで正月すぎてもおいしく食べられます。

山で採ってきたムカゴの小さく食べれないような大きさの物を数年前に庭に撒いたところ今では雑草のように始末が悪くなってます。というのは毎年秋になるとムカゴがくっついて、これも食べて消費=ますが、こぼれたムカゴが次から次から芽を出すからです。本来生命力の強い植物ですのでさもありなんです。それにしても自宅で取れるムカゴは天然由来のものですが山で採ってくるムカゴとは食感や味が違います。やはり朝晩の冷え込みや厳しい自然で鍛えられたものは香りやホクホク感があってうまいです。
【参照先不明】

更新日:2006年10月29日 19時00分