健康にもいい
パクチーの特徴は何といってもその独特な強い香りです。セロリ・三つ葉・パセリを合わせて割ったような香りに例えられることが多く、口に入ると爽やかで清涼感が広がる感じがパクチー好きにはたまりません。
独特な香りと味わいで人気となったパクチーは、βカロテンやビタミンE、カルシウムといった抗酸化成分や、ビタミンCが多く含まれているのが特徴です。高い美容効果が期待できることに加え、豊富な栄養素が含まれる食材として今も熱い注目を浴びています。そのうえ、パクチーには体内に溜め込んだ老廃物を体外に排出するキレート作用があり、デトックス効果も期待できます。
パクチーの生育に適した温度は18~25℃で、真夏や真冬は苦手です。基本的に日当たりの良い場所を好むため、適温の時期はできるだけ日なたに置いてあげると喜びます。
ただし、パクチーは日当たりが良いとぐんぐん育つものの、強すぎる日差しは苦手です。そのため、プランターは風通しがよく、水はけの良い半日陰の場所に置くのがおすすめです。
パクチーの種まき適期は4月~6月です。適温の時期に育てることでのびのびと生長します。育てる地域や環境に応じたタイミングで種まきしましょう。
市販されているパクチーの種は、殻がついたままのことがあります。殻がかたく、発芽に2週間程度時間がかかるので、種まきの前日に、一晩だけ水につけておくことがおすすめです。十分に種を吸水させることで発芽率が上がります。
吸水が終わったら、土と鉢底石を入れたプランターに種まきします。約1cmの溝をつくり、筋まきするのがおすすめです。1cm間隔で種を溝の中にまいたら土をかぶせます。たくさん水を与えて、発芽するまで管理しましょう。
順調にいけば、種まきから2週間前後で発芽します。それまでは土を乾かさないように水やりを続けましょう。
一年草のパクチーは比較的寒さや暑さにも強いのが特徴です。3月~4月頃に植えつけるのが理想です。苗を入手したら、すぐにプランターへ移してあげましょう。
食用としても使えるパクチーの根は移植を好まない直根型で、太く広がりにくい性質を持っています。順調に育てるには、ポットからプランターに植えつけをする際に、根鉢を崩さないで太い根に傷をつけないようにすることがポイントです。また、大きく育ったものは根づきにくいことがあるため、できるだけ苗が小さいうちに移し替えます。
苗は10~20㎝ほどの間隔をあけて植えつけます。根鉢の上部が隠れるくらいの土をかぶせてから株元を軽く抑えてあげましょう。終わったらたっぷりと水を与えます。
パクチーは水を好む植物です。プランターに植えつけした後はしっかり水やりをして、根づいた後も土の表面が乾燥したら、たっぷり水やりをします。
真夏の暑い時期は水切れを防ぐために朝と夕の2回水を与えましょう。気温の高い昼間に水やりすると、根腐れの原因になることがあるため注意が必要です。水が多すぎても株を傷めてしまうため、土が十分に湿っていれば水やりするのは控えましょう。
パクチーに発生しやすい害虫のひとつがアブラムシです。茎や葉について株を弱らせ、枯れる原因になることがあります。アブラムシは湿気が多く、暖かい場所を好みます。パクチーの置き場所は、できるだけ風通しの良いところを選びましょう。また、株間をあけて風がしっかりと通るようにすることも大切です。パクチーの茎は細く、葉は柔らかいため、指でアブラムシを取ろうとすると株が傷ついてしまう可能性があります。特に大量のアブラムシが発生している場合は、薬剤を噴霧して駆除することもおすすめです。
パクチーの葉を使う場合は、早めに収穫しておくことが大切です。収穫のタイミングが遅れると葉がかたくなり、柔らかい食感を楽しめなくなります。
葉だけを収穫するときは、使う分だけ摘み取ってかまいません。下についている大きくなった葉から、順番に収穫していきましょう。植えつけから収穫するまでの期間が短い春は、株ごと引き抜いて収穫してしまってもOKです。
パクチーはどんどん大きくなるため、収穫しても余ってしまうことがあります。できるだけ鮮度を保ちながら保存する方法を覚えておくと安心です。パクチーの保存方法には冷蔵と冷凍の2種類があります。どちらの場合も、しっかりと水気を切っておくことが大切です。水滴がついたままのパクチーは腐りやすくなるため気をつけましょう。
水気を切ったパクチーは、密閉できる容器へ入れておきます。葉をあらかじめ刻んでおくと、サッと料理に使えるためおすすめです。根がついたままのパクチーを保存する場合は、水気を含んだキッチンペーパーで根を包んでおくと乾燥を防げます。
パクチーを冷蔵保存した場合は、できるだけ早めに消費することがおすすめです。冷凍保存の場合は1カ月を目安に使い切りましょう。
パクチーの種を収穫するなら花芽を摘み取らず、茎を残しておきましょう。葉の収穫時期を過ぎた後に花が咲いて、しばらくすると実ができます。この実が茶色くなって乾燥してきたら株ごと収穫しましょう。
収穫したものは、幅広い料理に活用できます。栽培方法が比較的簡単で日本の気候でも育てやすいので、初めて家庭菜園にチャレンジする人も試しやすいのがメリットです。ぜひパクチーをご自宅で育てて、新鮮なうちに味わいましょう。
出典:Plantia

