出典:恵那川上屋
美味しさの秘密とは
岐阜県は標高が0mから1,000mと、高度差が大きいという特徴がある地域です。
岐阜県で栽培されているトマトは、その標高の違いによって大きく分けて2種類あります。
「冬春トマト」と「夏秋トマト」です。
「冬春トマト」は、岐阜県の中でも標高が低く、比較的温暖な地域で栽培されているトマトの品種です。
岐阜県の南西部にあたる海津市や養老郡、本巣市で生産され、収穫時期は10月〜7月です。
冬春トマトが収穫される地域は、岐阜県の中でもアクセスがしやすい場所が多く、県内はもちろん、名古屋市や北陸の市場にも出荷されています。
中でも海津市で栽培されている「美濃のかいづっ子」という品種はもっとも出荷量が多く、さまざまな地域の方に愛されています。
寒さの厳しい岐阜の冬でも美味しいトマトが栽培できるよう、ハウス栽培に取り組んでいます。
ハウス栽培は、害虫の侵入によってトマトの質が落ちてしまうことも防いでくれます。
また、「フェロモントラップ」という害虫が好きな匂いを利用し、一箇所に集めてまとめて退治する害虫の一発駆除にも取り組んでいます。
夏秋トマトの栽培でもハウスを利用しますが、冬春トマトとはその利用目的が異なります。
梅雨の時期や秋の台風の雨で、トマトが割れてしまったり腐ってしまったりすることを防ぐ効果があります。
また、夏や秋の暖かい時期には夜行性の害虫が多く発生するため、この害虫が好きな光の波長をカットした「黄色蛍光灯」を使用し、害虫の侵入を防ぐ取り組みも行われています。
害虫の侵入を防ぐことがメインで、防虫ネット・ラノーテープ(触った害虫が生んだ卵がふ化しないよう加工が施されたテープ)・粘着テープ(害虫を集めて捕獲するためのテープ)などが使用されています。
「マルハナバチ」を放し飼いにすることでは、トマトの受粉を助ける効果があります。
マルハナバチは蜜のない花にも平等に集まり、重量感があり美味しいトマトを栽培するのを助けてくれるのです。
山に囲まれた岐阜県東濃地域では昼夜の寒暖差があります。
トマトは昼間に蓄えた糖分を夜に消費しますが、昼間との寒暖差があると夜の呼吸が小さくなり、通常の呼吸時よりも糖分を蓄えることができます。
さらに農薬を極限まで抑えて栽培し、水分量も抑えることで甘みが強いトマトになっています。

