北半球の一部の国では、核果類の出荷シーズンが最大10日早くなるが有望なようだ。これは、春の気候が暖かく、ネクタリン、モモ及びパラグアヨ(蟠桃)の肥大が早まったためである。
スペインはヨーロッパの主要な核果類生産・輸出国であり、2024年の出荷シーズンは10日早くなり、見通しは大変よく、昨年よりも良くなりそうである。
イタリアではモモの栽培面積が4%減少したが、同国北部では2023年と比較してモモの出荷量の最大3%の増加が見込まれている。
ドイツでは、スペイン産ネクタリンを中心に供給が順調であるが、需要不足のため、小売業者は価格引き下げを余儀なくされている。イタリア産、トルコ産、ギリシャ産は、ドイツ市場で補完的な供給を担っている。
フランスでは、モモとネクタリンの収穫が始まったばかりである。重大な気象災害は報告されていないため、フランスの潜在的生産能力は約23万トンとなり、2023年の水準を5%上回ると推定される。
セルビアではモモとネクタリンの栽培面積が増加しているが、そのほとんどが国内市場向けである。
ベルギーではスペイン産核果類の需要が高く、特にパラグアヨ、ネクタリン、モモの価格が良いと報告されている。
オランダでは、スペイン産核果類の市場は比較的落ち着いている。核果類は通常、天候が暖かくなるにつれてベルギーとオランダで売り上げが良くなるが、暖かい日があるヨーロッパの他の地域とは異なりほとんど日が差さないため、これらの国ではまだ需要がない。
イスラエルでは、春の寒さのため4月の核果類シーズンのスタートが遅くなったが、その後突然46度の熱波に切り替わり、核果類の成熟が早まっている。
北米では、2023年よりも核果類の供給量が増加する見込みである。カリフォルニア州の核果類の出荷シーズンは、この時点で昨年より約10日早くなっている。収穫はモモとネクタリンから始まり、スモモは今週末から始まる。カリフォルニア州の供給は順調だが、小玉の果実の割合が高くなっている。しかし、核果類では、早生の品種の開花から収穫までの期間が短いため、シーズンの初めにサイズが小さくなることが多い。業界は今シーズンの好調な需要に期待を寄せている、多くの小売業者が夏の核果類を取り扱い始めたばかりであるため、需要がどの程度であるかを判断するのは時期尚早である。
南アフリカでは核果類は冬の休眠中である。従来から5月の暖かさは休眠を遅らせ、次のシーズンの早生のモモとネクタリンに影響を与えてきたが、今年もそうなる可能性が高いと見られる。
中国のネクタリンは収穫の最盛期に向かっており、経験豊富な労働力の不足が懸念されている。生産者らによると、今年は理想的な気候条件に恵まれて生育が良好だったため、大玉で糖度が高く、完璧なシーズンになりそうである。
出典:中央果実協会

