さくらんぼを種から育てる方法

出典:クレブロ

食べ終わったサクランボの種を育ててみようと思います。
まずは種からの発芽率ですが、なんと驚きの10%とのこと、かなり低い確率です。
普通にサクランボの種を土に植えただけでは発芽しないでしょう。

じつは1年前にも種を植えたのですが、発芽させることは出来ませんでした。

サクランボを種から育てよう!
用意するもの
①サクランボの種
②植え替え用の容器と土
③種を割る為のニッパー

種から育てる手順
①食べ終わった種を洗う
種の周りのヌルヌルは水洗いしてしっかり取りましょう。

②水洗いした種を水に浸け、浮いてしまう種は捨てましょう
浮いてしまう種はまず発芽しません

③種が乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーにくるみ冷蔵庫で3日寝かせる
タッパーに入れておくと簡単です

④発芽率を上げるために、外側の堅い殻を割る
この作業は重要です。ニッパーで殻に沿って縦に割るときれいに割れます

⑤種まき用の容器に土を入れ種をまく
容器に入れた土に水を吸わせその上に種をまく

トレーには45個の種を植えたので、発芽率が10%なら4~5個発芽するはずです。


種まきから286日目。(発芽から10日目)
さくらんぼが、にょきにょき伸びて来ました。
ちゃんと本葉も出て来たし、今年は成功のようです。

多くの植物は、種を植えて1週間ぐらいすれば芽が出てきますが、さくらんぼはかなり待たなければ芽が出てきません。

さくらんぼは発芽率が悪いので、種を植えても芽が出る確率はかなり低く芽が出たとしても病気の抵抗性が低いため成木までの栽培は難しいようです。特に実を着けるようになるまで木が育つかというと否定的な言葉しか出てきません。


何故かというと、さくらんぼの木は病気に強く育ちの早いサクラの品種の木に接木して育てます。その根のある土台になる木のことを台木(だいぎ)といいますが、桜の仲間で病気に強く育ちのいい素質を持った種類を選んで台木にしています。その台木に美味しい実をたくさんつける桜桃を選んで接ぎ木している訳です。

そうすることで、成長が旺盛な病気に強いサクランボの樹が生まれるというわけです。土台は頑丈な台木、実は美味しいデリケートな美味しさを持った佐藤錦のようなさくらんぼの実がたわわに実ることになります。

参照:山形 味の農園