挿し穂にする枝は、若い枝ではなく前年に伸びた硬い枝が適しています。
山椒(サンショウ)は挿し木や実生、接ぎ木で増やすことができます。
実生は秋に実を収穫したものをまいて育てますが、実がつくように育つまで何年もかかります。
接ぎ木は実を収穫するまでの期間は短いですが、接ぎ木の作業は、初心者には難しい作業となります。
挿し木であれば、初心者でも簡単に増やせるのでお勧めです。
山椒の挿し木は6月頃が適期です。
さらに梅雨時と秋は、比較的発根しやすい時期です。
挿し穂にする枝は、まだ青い状態の若いものではなく、前年に伸びて硬くなったものを選びます。
山椒の葉がついた状態の10cmほどの長さの枝を切ります。
この時、切り口がすぱっと斜めになるように切ります。
葉がたくさんついているようであれば上部の葉だけを残して、土に埋める部分の葉は、取ってしまいます。
挿し穂を用意したら、水を入れた瓶などに、1時間ほど挿しておき、水揚げをしておきます。
この時、ルートンなど発根剤を混ぜた水につけておくと、発根しやすくなるので、成功率が上がります。
プランターや平鉢に、用土を入れます。
挿し木に適した用土は、小粒の赤玉土やバーミキュライト、川砂や鹿沼土などの栄養の入っていないものです。
赤玉土やバーミキュライトは保水性がありますが、川砂や鹿沼土などは排水性がいいので、その後の水の管理が変わります。
容器に土を入れたら、土を湿らせてから水上げしておいた挿し穂を挿します。
この時、乱暴に挿すと、せっかくキレイに切った切り口が傷みます。
割り箸などの棒で挿し穴を作ってから、そこに優しく挿すようにします。
こうすると土が切り口に入らず繊維を壊さないので発根しやすくなります。
挿し木したものが全て成功するわけではありませんので、何本か同じように挿し木をしておくと良いでしょう。
植物にもよりますが、慣れてない場合、5割~7割くらいの成功率だと感じます。
挿し木したものは、発根して芽が動きだすまで明るい日陰に置いて管理します。
保水性の高い土を使った場合は、土が乾いてきたら水を与えるようにします。
排水性の低い土を使った場合は、土の乾きが早いので、水切れにならないように注意します。
発根して安定するまで2週間~1ヶ月かかります。
新芽が展開してきたら発根しているので、別の5~6号鉢に植え替えします。
日当たりへ徐々に移動して、日向に慣らしていき栽培していきます。
出典:園芸ナビ

