出典:こぶたのお部屋
挿し木の成功率を高めるポイントを5つ
- 挿し穂の葉の枚数を少な目に調整する
- 用土は肥料が入っていないものをチョイス
- 湿度を高めにキープ
- 地温を高めに保つ
- 発根促進剤を使う
葉の枚数を少なく調整する
葉の面積を半分程度にカットして、表面積を小さくすることで蒸散量を抑えることが可能です。
水分が逃げていくとと植物はあっという間にしおれてしまいます.
自由に水を吸い上げることができない挿し穂は、植物体内の水分が蒸散によりどんどん減っていく状態です。
挿し木の用土について
挿し床に使う土は、清潔で肥料成分が入っていない
- バーミキュライト
- 赤玉土
- 鹿沼土
などがおすすめです。
挿し床の湿度をキープ
丈夫な植物は放置していても根が出ることもありますが、ほとんどの植物はこのままでは表面が乾燥してしおれてしまいます。
植物の表面が常に高い湿度をキープするように工夫することが重要です。
・ビニール袋で挿し床全体を密閉する
・こまめに霧吹きで葉の表面を湿らせる
これで湿度100%近くを維持することができます。
根がない分、水を吸い上げる速度より、蒸散で水分を失う速度の方が圧倒的に速いため、水分の収支バランスが崩れてしまうと、すぐにしおれてしまいます。
地温は高い方が発根しやすい
気温の低い時期の挿し木は成功率が低い傾向にあります。
こういった場合は農業用の電熱線マットや使い捨てカイロなどを上手く使って(カイロは少し離して使用)地温を温めると良い結果が得られることが多いです。
地温を上げるだけで発根率、発根量、発根スピードは段違いです。
挿し穂に発根促進剤をつける
一般的には発根を促す植物ホルモン(「ルートン」や「オキシベロン」など)を使用します。
挿し穂の切り口に直接塗布したり、挿し穂を水溶液に浸漬したりして使用します。
植物にもよりますが、発根率が上昇し、発根量も増加する傾向があります。