ヤマユリについて

出典:定年後・田舎作って・コメ野菜

 庭先に咲いているヤマユリである。
 ヤマユリそのものもあまりなじみはなかったが、このヤマユリの花の付き方はかなり猛烈である。
 このくらいになると、数十メートル以内は百合のにおいが漂う。

 色々調べてみたら、この花を一杯つけている株は帯化という一種の奇形なんだそうで珍しいらしい。ヤマユリ
 自体、色々な環境の変化によって自生地が減少しているらしいが、ここ会所ではそんなことは全くない。自宅内でも条件(*)に合う場所は多いようだ。種子からも鱗茎(一種の球根?)からも育つらしいから、挑戦してみるのも面白いと思う。

 条件:

  • 半日陰である。
  • 水はけがよい。
  • 風通しがよい。
  • 夏でも涼しい。
  • アブラムシが少ない。
  • 猪・ネズミ・人間に掘られない。

その他の一般条件=西日の当らない東傾斜地、下刈りのある明るい疎林、庭先では木陰の下、植え込みの中。

 今年の当家のヤマユリはほぼ終了に向かっている。最も早いものはもう花びらを散らし始めた。第2農場(隣の隣のお宅)では、梅の木の下にあるヤマユリが盛りである。やはり日当たりの違いで少し遅いのだろうか。うちもそうだが、こちらのお宅も植え替えなどはしていないようで、同じ場所から何本もの株が出ている。花も多くて、どうみても当家のヤマユリよりもずっと立派である。

 ところで、ヤマユリというと、球根か鱗茎で増やすようだが、色々調べていたら時間はかかるがタネから育てることもできるらしい。ただ、自家受粉はしないそうだから他の株のおしべを取って受粉させてやる必要がある。通常であればミツバチがあちこち飛び回って媒介するのだろうが、今年はまず当家のヤマユリに対しミツバチの代わりの受粉をやってみた。この第2農場のヤマユリにもやってみたのはいうまでもない。秋になってタネができてきたら、また余分な仕事が増えそうな気配である。

 ところで、ヤマユリというと、球根か鱗茎で増やすようだが、色々調べていたら時間はかかるがタネから育てることもできるらしい。ただ、自家受粉はしないそうだから他の株のおしべを取って受粉させてやる必要がある。通常であればミツバチがあちこち飛び回って媒介するのだろうが、今年はまず当家のヤマユリに対しミツバチの代わりの受粉をやってみた。この第2農場のヤマユリにもやってみたのはいうまでもない。秋になってタネができてきたら、また余分な仕事が増えそうな気配である。

— ヤマユリのタネを集めてみた —

 毎年きれいな花を咲かせるヤマユリのタネが完熟状態になっており、今日採集した。去年も採ったのだが、すっかり忘れてどこに行ったかわからなくなったが、今年はやってみるつもり。結構時間がかかる。冷蔵庫に入れたりしてタネの季節感を騙しても2年がかり、簡単ではなかったはずだ。もしやってみようという酔狂な方がおられればタネをおわけしますよ、ご希望があればコメントに書いてください。(タネはメール便でお送りします、送料はいただきませんが、農場からのはがきを送らせてください、お米や野菜・イモなどの販売情報です)。

 右の写真はもう一つのヤマユリの芽である。これも昨年秋に一年経過していた種子をあらためてプランターに植えなおしたのだが(ヤマユリのタネ・一年後の処理)、春を迎えて無事芽を出してきた。かなり密度が濃いので植え替えも必要だと思うが秋まで育てるとようやく小さな球根ができるらしい。この一枚の葉で一年を過ごすようなので、花が咲くのはまだまだ先だとおもわれる。