夕張メロン、畑から出荷までを現地取材

出典:感動市場

初収穫・初出荷 寒暖差で糖度は抜群

 夕張メロンの生産は1年がかりで、温度と湿度管理が一番大切です。
 夕張メロンは高温多湿に弱いですが、夕張は標高160mの場所で山や丘陵に囲まれているため、他の産地に比べて昼夜の気温差が大きいのが特徴です。
 特に、果実成熟期の6月・7月は寒暖差が8度以上で梅雨がないのも大きく、土壌は樽前火山の火山灰がベースなので雨が降っても水捌けがとても良いのです。

 1960年に夕張の名物を作ろうと試行錯誤して交配し、独自のメロンを作りあげた。
 それ以降、この種は門外不出でJA夕張の金庫で保管されています。
 夕張のメロン組合に入ってる農家(約80人)にしか渡されません。

 朝にJAさんの車が、各農家さんを回って選果場へ運びます。
 細かい出荷企画表があり、糖度・重量・ネット(皮)などの良さで特秀〜良まで振り分けられます。
 ちなみに糖度が高いのがイイとは限らないようです。香りや口溶けを重視しているので食べた時、糖度以上に甘く感じるとのことでした。

 ネット(皮)の入り方や、ボヤけ具合やツヤ、重さや張り具合などで大体の糖度は分かりみたいです。
 叩いた時の音で、身の詰まり具合や柔らかさもわかるらしい。
 こんなに細かい基準を判断するのに、機械とかは一切使わないとは・・・選ばれし生産者の方々、スゴすぎます!

 こだわりにこだわったメロン、
 今年も美味しい夕張メロンをお届けいたします!