洋なしの旬はいつ? 食べ頃と上手に追熟させる方法

美味しい洋梨の選び方

 洋梨はバラ科ナシ属に分類され、元々ヨーロッパで栽培されていた果物です。古代ギリシャでは、梨を「神へのみつぎもの」としており、洋梨は欠かせないものでした。

 しかし、涼しい気候を好む洋梨は温暖な気候のヨーロッパでは育てることが難しく、現在ではほとんど栽培されていません。

 日本に伝わったのは明治時代の頃で、ごつごつとした不格好な見た目と栽培の難しさから、広まるまでに時間がかかりました。品種改良を重ね、現在では洋梨の種類も豊富で、和梨より甘みが強くなめらかな食感が人気の果物に。

— 代表的な洋梨の種類 —
  • ラ・フランス
  • ル・レクチェ
  • マルゲリット・マリーラ
  • バートレット
  • オーロラ
  • 千両梨
— 洋梨の旬と追熟・完熟について —

 収穫時期が早い地域では8月頃から始まり、市場に出回るのは9月頃から。秋の気配が感じられる頃に、旬を迎え店頭に並び始めます。

 洋梨は2週間から1ヶ月程度の追熟が必要な果物なので、収穫時期と食べ頃には差があります。洋梨は樹についている間は完熟しない果物です。収穫した後、上手に保管して洋梨に含まれるデンプンを糖に変化させることで、甘くて美味しい洋梨となります。洋梨独特のしっとりした食感も追熟によって現れるものです。

 購入した洋梨の追熟が終わり食べ頃になるまでは、さらに約1週間程度かかります。スーパーなどで目にする黄色っぽい洋梨は、追熟の時間を計算して出荷されている未熟の洋梨ということになります。

 完熟しているかの見分け方は、皮が黄色くなって甘い香りがしているかで判断します。

 ただし、ラ・フランスの場合は見た目の変化がなく香りも少なめ。判断が難しい品種です。見た目と香りの他に完熟しているかを確認するには、洋梨に付いている軸を見てみるのも方法のひとつです。軸が枯れてその周りを触って弾力が出ていたら完熟したサイン。

 
出典:PREZO