よく見かける「種なし果物」の危険な裏側

出典:IN YOU JOURnal

 

発ガン性リスクのある植物ホルモンや
エックス線で処理を行うことも

「果物は美味しいし好きだけれど、種が面倒くさくて・」というニーズがあったのか、近年は種のない作物がスーパーでよく見かけるようになりました。

ブドウ、柿、みかん、オレンジ、ゆず、きんかんに始まり、びわ、パパイヤ、スイカなどもあるようです。
食べやすいのは嬉しいですが・・・。

種の無い作物の安全性は大丈夫なのでしょうか?

ある時にふと「種の無い作物はどうやって作っていうのだろう?」と思いました。
作物は種から育っていきます。

そして成長し、種をつくり、子孫を残し、その命を繋いでいきます。
これは人間も同じですよね!

しかし、この種無しの作物は“種”がありません!
一体どうやって作られているのでしょうか?

種無し作物のつくられ方

【種無しブドウの場合】:化学合成農薬に分類される植物ホルモンで処理をおこなう。
乳腺ガンや、肺腺ガンのリスクもある?

種無しブドウは“ジベレリン処理”と言われている作業をします。
なんだか不安な響きですが・・・。

この“ジベレリン”というものは“イネばか苗病”という病気の病菌からみつかった“植物ホルモン”のひとつで、化学合成農薬に分類されるようです。

処理する時期や作物によって変わってきますが、主に以下のような作用があるとされています。

  • 茎や葉を伸ばす(伸長成長促進作用)
  • 受精なしに果実を大きくさせる(単為結果)
  • 開花を早める(開花促進)
  • 休眠中の種子を発芽させる(休眠打破)

この、“伸長成長促進作用”と“単為結実作用”を利用して種無しのブドウは作られます。
1度目は種無しにするために満開時期前にジベレリン液に浸し、2度目は粒を大きくするために使用します。

つまり、ブドウが自然に育って実をつけるわけではなく、受精させずその作物のホルモンを人為的に調整して実をならせ、そしてそれを人為的に成長させているわけです!
またまた不安になってきますが・・・。

ここで再び疑問が生じます。

種無しブドウを作るために、農家さんの手間をかけて使われるこの“植物ホルモン”の“ジベレリン”に副作用はないのでしょうか?
気になり調べてみると、“エジプトの動物実験でマウスにジベレリンを投与すると、乳腺ガン、肺腺ガンが見られると確認され、警告しています。”とありました。(引用:『農薬毒性の事典改訂版』三省堂)

【種無し柿の場合】:X線を照射することによって種をつくる機能をなくす。

柿の場合は品種によってかなり異なります。
・次郎柿・・・単為結果性が強いので受粉しなくても実がなる。
・平核無(ひらたねなし)・・・偽単為結果性。受粉するが成長の過程で胚の発育が止まるので種ができない。
・富有柿・・・受粉して実が育ち種ができる。

というのが本来ですが、スーパーでよく見る“富有柿”には“種が無い”ですよね!

ブドウと同様に“ジベレリン処理”が、自然落下の防止が目的のようです。

“種なし富有柿を実現、花粉にX線を照射”という記事が掲載されています。

自然の作物を人間が不自然に改良して種を無くしてしまっているのですね。
これを人間に置き換えて考えてみると、なんとも怖い話しです・・・。

もしこの“ジベレリン”が残留していたら、「全く影響がない」とは言えないかもしれないのです。
可能であれば、オーガニックの作物を選ぶようにしてくださいね。