カタクリ

分 類
山 菜
分 布
沖縄を除く日本全国
山地の林内に群生
採り方
若芽、花、鱗茎
食べ方
軽く茹でて、花は酢の物
葉や茎はお浸しや和え物
生のまま天ぷら、炒め物
増やし方
種、地下茎


出典:ヤサシイエンゲイ

 日本、朝鮮半島、サハリンに分布します。主に山野で見られますが、冬~春はよく日が当たり、初夏~秋は日陰になる落葉広葉樹の下に自生します。地中深くにできる球根には良質のデンプンが含まれており、精製された粉がいわゆる片栗粉です(現在出回っている片栗粉は、ほぼジャガイモから精製されたものです)。古くは薬用ともされており、将軍家に献上もされていたことから、貴重なものだったのではないかと思います。
 また、花や葉っぱも山菜として食べられます。
 生育期間が非常に短いのが特徴で、3月頃に葉を出し、4月頃に花を咲かせ、5月末~6月には葉が枯れます。あとは春まで球根の状態で休眠します(根は秋から活動をはじめます)。球根は年を追うごとに深く潜っていく性質があります。
 成株(開花する大きさに生長した株)は2枚の葉を出し、1輪の花を咲かせます。花は紅紫色(まれに白花)で斜め下~下向きに咲きます。


カタクリ

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