アマドコロ

分 類
山 菜
分 布
沖縄を除く日本全国
日当たりのよい山地の草原や林縁
採り方
若芽を地上部から採る
根茎を掘る
食べ方
若芽は天ぷら、和え物、お浸し、煮物
根茎は晩秋が美味しい
増やし方
種、株分け


出典:東京生薬協会

 落葉樹林や草地の半日陰地から陽光地にみられる多年草で、地中に根茎をもちます。
 たいてい群生し、茎は斜めに立ち上がり、枝分かれせず、ところどころに稜(でっぱり)があって断面が角ばっています。庭園に植えられることもあります。
 近縁種のナルコユリの茎にはこの稜がなく滑らかな円形断面であることで、両種を見分けることができます。またほとんどの場合、アマドコロの葉のほうが幅広です。
 もっとも両者の区別はやや難しく、園芸店ではしばしばアマドコロが「ナルコユリ」の名で流通していますし、インターネットで「ナルコユリ」で画像検索すると、かなりの割合でアマドコロの画像がヒットします。

【生薬名】ギョクチク(玉竹)、イズイ(萎?)
【薬用部分】根茎
【用途】滋養強壮
【成分】粘液質の多糖類(オドラタンなど)
【分布】日本(北海道から九州)、朝鮮半島

アマドコロ

アマドコロの実