ギンナン/イチョウ

分 類
木の実
分 布
日本全国
採り方
葉や種子
食べ方
葉や種子は薬用
種子は茶碗蒸しやおこわ
増やし方
種、接ぎ木


出典:庭木図鑑・植木ペディア

〔基本情報〕高さ30mになることもある落葉高木。裸子植物で雌雄異株です。
老木になると気根が出て、鍾乳石のように垂れ下がります。

〔来歴〕ジュラ紀~第三紀にかけて、この仲間の化石が発見されていますが、現存するのはイチョウただ一種であり、「生きた化石」といわれています。日本では室町時代には栽培されていたとされますが、導入の時期はわかっていません。

〔利用〕雌株にはいわゆるギンナンがなり、肉質で臭いの強い外種皮を除去して食用とします。

〔栽培〕増殖は実生、挿木、接木によります。
根が真っ直ぐ深く伸びるため、地層が深く、排水がよい土地を好みます。強健で大気汚染にも耐え、病虫害はほとんどなく、耐潮性、耐寒性があります。樹皮が厚いので耐火性もあります。
 萌芽力旺盛で剪定に耐えます。移植も容易ですが、移植後数年は枝や根の伸び方が遅くなります。