クルミ

分 類
木の実
分 布
日本全国
採り方
硬い核果の中の種
食べ方
サラダ、おやつ、おつまみ
増やし方
種、接ぎ木


出典:くるみ博物館

  • 北半球温帯地域のやや冷涼な気候を好み(寒気要求度1500時間)、降雨の少ない地方に適します。耐寒性は強いが、夏の強い日光や高温に弱い。
  • 木の高さは20m以上に達する大木で、葉は羽状複葉で雌雄同株です。
  • 果実は4㎝前後の球形で、中の殻の堅い種子を含み食用となります。
  • 栗やアーモンドと同じ堅果(ナッツ)の仲間です。
  • 日本には北海道から九州まで、オニグルミやヒメグルミが自生しており、昔から食用にされていました。
  • 江戸時代に中国よりテウチグルミ(カシグルミ)が、明治以降アメリカよりペルシャグルミが渡来し、栽培されるようになりました。
  • 栽培に適した長野県では特に力をいれ、外来2種の交配から、新たに殻が薄く収量の多い「信濃クルミ」という優良品種を作りました。その信濃クルミの新品種は、ほとんど東御市で作り出されたものです。
  • 現在国内での栽培はカシグルミと信濃クルミが主で、長野県と東北地方で栽培されており、特に東御市を中心に東信地区はクルミの全国生産量の32%(平成2年実績)を占める一大生産地となっています。
    但し、各地の料理、菓子などには、脂肪に富んだ上品な風味のオニグルミやヒメグルミもたくさん使われ、青森、岩手では栽培出荷もされています。