分 類
薬 草
分 布
日本全国
採り方
若葉と茎
食べ方
若い茎葉を茹でて水にさらして
おひたし、生のまま天ぷら、七草がゆ
おひたし、生のまま天ぷら、七草がゆ
増やし方
種
出典:日本薬学会
ハコベは「はこべら」の名で春の七草の1つとして数えられてきました。
ハコベは食用や薬用にしたり、柔らかい草質からニワトリや小鳥のえさとしてよく知られており、「ハコビ」、「ヒズリ」、「ヘズリ」、「アサシラベ」、「ヒヨコグサ」など各地でそれぞれの方言で呼ばれています。
ハコベ属は世界中に約120種があり、日本で通常ハコベと呼ばれるのは、コハコベ(S. media)、ミドリハコベ(S. neglecta)、ウシハコベ(S. aquatica)の3種になります。花期の3~6月に地上部の茎葉を刈り取り、水洗い後、天日干しにしたものを生薬名「繁縷(ハンロウ)」といい、産後の浄血薬、催乳薬、胃腸薬や湿疹などの皮膚炎の治療薬として用いられてきました。また、同粉末に適量の塩を混ぜたものを「ハコベ塩」と呼び、これを指に付けて、歯茎をマッサージすることにより、歯茎からの出血、歯槽膿漏の予防に用いられてきました。