ヤマボウシ

 

ヤマボウシ、山法師
分 類 木の実
分 布 日本全国
山林のやや湿った林縁に生える
採り方 秋に熟した実を採る
食べ方 生食やジャム
増やし方 種、取り木

 
出典:天空菜園

熊の大好物と言われるほど美味しいヤマボウシの実。

 ヤマボウシは日本を始め、中国や韓国などの山林に自生し、春から夏にハナミズキに似た花を咲かせます。ヤマボウシは古くから私たちの生活のなかで身近にあった樹木で、開花を田植え時期の目安にしたり、木材を利用したりしてきました。春に咲く花や秋の紅葉、樹形が美しいことから、庭木として人気があります。

 ヤマボウシは花が終わった後実をつけ、9月頃赤く熟します。外皮は硬く、特徴的なイボイボがついているので食べてみようと思ったことがある方は少ないと思います。しかし、ヤマボウシの実は糖度15度を超えるものが中にはあり、酸味が少なく、熊や鳥の好物とも言われています。その味はマンゴーやバナナといった南国系フルーツに似た甘味があるといわれています。

 そのまま食べる場合は、よく洗って外皮を剥き、やわらかい中身をスプーンですくって食べます。中には種が1~4個入っており、口に入れるとジャリジャリするので、種は食べないようにしましょう。
 また、洗った実を冷凍し、シャーベット状になった実を食べるのもおすすめです!乾燥させてドライフルーツする食べ方もあります。
 いちばんのおすすめは「ジャム」。ヤマボウシの難点である皮のイボの部分を取り除く作業さえすれば、保存がきくうえ簡単に作れます。

 

ヤマボウシ

ヤマボウシ