分 類 | 山 菜 | ||
---|---|---|---|
分 布 | 北海道、本州、四国、九州 | ||
採り方 | 春に若い葉、茎の部分 | ||
食べ方 | お浸し | ||
増やし方 | 種、挿し木、水刺し |
出典:森と水の郷あきた
— 山菜の王様・シドケ(モミジガサ) —
独特の香り、ほろ苦み、シャキッとした歯触りで、秋田では人気ナンバーワンの山菜である。だから「山菜の王様」とも言われている。ブナ帯では、沢沿いの湿り気のある肥沃な腐植粘土質の土壌を好んで群生する。半日陰のスギ林などにも生えているが、茎が一様に細い。
茎が太い極上品を採るには、やはり人跡稀なブナ林に勝るものはない。雪国の山菜前線は、雪解けとともに海岸沿いから内陸部、里から山へと移っていく。
採取は、できるだけ茎が太いものを選び、手で自然に折れるところから折るのがコツ。若芽は全草が柔らかいので、根元をナイフで切り取ると、見た目が美しく後始末も簡単である。
おひたしにすれば、野菜にはないほろ苦さと歯ごたえは一級品。シドケ特有の香りと苦みが気になる方は天ぷらがオススメ。高温の油がアクを抑え、まろやかで誰もが食べやすい味にしてくれる。料理は、おひたし、天ぷら、汁の実、煮付け、油煮、ごま和えなど。
薬効・・・β-カロテンがキャベツの10倍近くあり、ガンの抑制効果、視力低下防止効果。その他食欲増進効果。