分 類
山 菜
分 布
日本全国
早春のあぜ道、土手
早春のあぜ道、土手
採り方
伸びたばかりの葉茎
食べ方
お浸し、サラダ
増やし方
種、株分け茎
出典:天空菜園
— ネギより甘く癖がなくとても食べやすい山菜。 —
カンゾウはほぼ日本全国の野山に自生している野草で、フキノトウが出る時期に少し遅れて芽を出します。ノカンゾウは夏にユリによく似た赤、またはオレンジ色の6枚の花弁を持つ花を咲かせます。近縁種のヤブカンゾウの花は花弁が八重になっていることで区別できます。
若芽の状態ではノカンゾウとヤブカンゾウを見分けることはできませんが、いずれも同じように食べられます。
また、夏の暑さの激しい時期が花期で、花やつぼみも山菜としても食べられます。カンゾウはワスレグサ属の一種で、日が昇ると咲き始め、夕方には咲き終えてしまう一日花です。ワスレグサ属は美しい花がたった1日しか咲かないことに由来しています。
カンゾウの若芽は強い香りや苦み、エグミなどのクセはありません。
一般的には加熱調理して食べます。食感はネギに似ていますがぬめりはありません。
おススメの食べ方は、お浸し。塩を加えた湯でサッと茹でますと、甘みが増しておいしくなります。また、和え物料理(酢味噌、辛し味噌、マヨネーズ、ゴマ等)とも相性が良く、酢の物や炒め物、煮物、てんぷら、汁の実とアクがないため、いろいろな料理にご使用いただけます。