分 類 | 木の実 | |
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分 布 | 北海道〜九州の山野 | |
採り方 | 新芽と果実 | |
食べ方 | 新芽はお浸しや炒め物 果実はゼリー状の果肉、果皮は肉詰め等 |
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増やし方 | 種、挿し木、取り木 |
出典:日本薬学会
秋になると紫色の甘い実を付けるアケビの花は春に咲きます。最近ではあまり食べられなくなりましたが、実が開くと白い果肉とたくさんの黒い種子があり、果肉にはほんのりと甘みがあるので、かつては里山のフルーツでした。一方、種子には油分が多く、東北地方では食用油の原料としても利用されていました。
漢方では利水や痛経作用を期待して、五淋散や竜胆瀉肝湯、通導散などに配合されています。民間でも月経不順などに利用されることがあるようです。薬用以外にも、茎はよくしなって加工がしやすいことから、カゴに細工したりクリスマスリースに使ったりします。また、現在は使われなくなったアケビ油の機能性についての研究も進められていて、今後、アケビの新しい利用法が開発されるかも知れません。
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