美味しいトウモロコシを育てる

出典:トウホク


種を蒔く2週間前に肥料をまいて土壌を作っておきます。 
 

タネまき

1cmの深さに1ヶ所3~4粒タネをまき、土をかけて軽く鎮圧します。

タネを野鳥に食べられないように工夫して鳥避けをしましょう。


発芽して本葉3~4枚になったら、生育のよい株を残して1本に間引きます。間引きはハサミで地際部あたりを切り取ります。

追肥・中耕・土寄せ

1回目の追肥は草丈40~50cm、葉数6~8枚の頃です。1㎡あたり化成肥料を40g施します。これは、大きな実をつける体をつくるための肥料です。この時うね間を軽く耕し、マルチをしていない場合は株元に土寄せを行います。

2回目の追肥は雄穂が出てきた頃、1㎡当たり化成肥料を40g施します。これは実を大きくするための肥料です。株元への土よせは、除草効果や根の発育を助け、追肥の効果を高めます。

生育するにつれて、株元から小さな枝(分げつ)が発生してきます。


分げつは根の量を増やし、葉面積が多くなることから、実を大きくする働きがあります。また倒伏防止にも役立ちますので、分げつを除去する必要はありません。

絹糸が出てからはしっかりと水管理

雌穂の絹糸が出てきてから収穫まで、土壌が乾燥しないように注意しましょう。乾燥している場合は必ず株元や通路などにかん水してください。

一番先に咲いた上から1番目の雌穂の他に咲いた雌穂を取り除く必要はありません。ただし、ヤングコーンを収穫したい場合はそれぞれの絹糸が出てから1~2週間以内に葉を傷つけないよう慎重に収穫します。

収穫


収穫が早すぎると糖度がのらずに甘みが足りません。一方、とり遅れると粒のしなびや糖度が低下します。収穫適期は受粉後20~25日後くらいで、絹糸が褐変した頃です。雌穂の先端の皮をむいて粒の色や大きさを確認してもよいでしょう。収穫後は数時間で糖度が低下します。採れたての味が格別ですが、すぐに食べないなら冷蔵庫で保存しましょう。