参照:キュウリの育て方
キュウリを買う時や育てている時、曲がっているキュウリがあります。
購入する時は、まっすぐな方が料理がしやすく見映えも良いので、曲がったキュウリを避けることが多いです。
たまに、人によっては、曲がっている方がおいしいといって、曲がっているキュウリを選ぶこともあります。
キュウリの実は、曲がっていても曲がっていなくても、あまり味は変わらないといわれています。
家庭菜園でキュウリを育ててみると、曲がることが多いことに気が付きます。
キュウリの実が曲がるのには、いろいろな理由があるのです。
キュウリは、気温が高過ぎても低過ぎても曲がりやすいです
キュウリが育ちやすい温度より、あまりにも高温や低温の環境だと、実が曲がることがよくあります。
キュウリが育ちやすい気温から大きくずれた気温では、キュウリの株自体があまりうまく育ちません。
花芽の形成や花粉の出が悪かったり、実の生長に差が出ることがあり、曲がったキュウリに育ちやすいのです。
気温が低い時期に栽培を始める場合は、気温が上がって安定するまでは、寒さに当てないように保温しておきましょう。
キュウリは夏野菜の中でもスタートダッシュする野菜なので、高温になってくると株がバテ始めます。
キュウリの実のほとんどは水分でできています。
家庭菜園でキュウリを育てるとよく分かりますが、意外と葉も大きいです。
葉が大きいと、その分水が蒸散するため、土が乾燥しやすくなります。
プランターなどの容器栽培をしている場合は、地植えよりも乾燥しやすいことが多いため、慎重に栽培します。
しかし、水分が多い環境が続くと、根が傷んでしまいます。
いくら水分を欲しがる野菜だとしても、適湿を守ることが大切です。
そのため、必要となる養分を与えることも重要となります。
追肥は一度に大量に与えると、肥料焼けを起こすことがあるので、少量をこまめに行うのが基本となります。
1週間に1回、液体肥料を与えるのが良いでしょう。
反対に肥料が多すぎる場合も、実が曲がることがあります。
特に窒素が多いと、曲がりやすくなります。
適量を保ち、実を育てる体力を維持するのがポイントです。
また、養分を作る大切な器官である、葉も重要となります。
キュウリ栽培では、萎れてきた葉を下から摘み取ります。
この時、葉を摘み取りすぎると、光合成しにくく、栄養不足となることがあります。
キュウリの雌花がついた時点で、ネットや誘引している紐、キュウリ自身のツルなどにより、押さえつけられていることがあります。
一度曲がったキュウリは、その後環境を改善しても、曲がりが改善されることはありません。