「にんにく」は、いつ植える

出典:ノーキナビ

 

にんにくのシーズンは?

にんにくの植え付けは、9~10月にかけて始まります。植え付けの時期で気を付けなければならないのが「気温」です。まだ暑さが厳しいうちに植え付けてしまうと、病気にかかりやすくなってしまう場合があります。反対に、植え付けるのが遅くなってしまい寒くなり過ぎると、根の張りが弱くなり、育ちが悪くなってしまうこともあります。適切な温度を見きわめたうえで植え付けを行ってください。

にんにくを植えてみよう

まずは、種になるにんにくをホームセンターなどで購入しましょう。ばらばらになった状態でネット詰めされたものもありますし、球のままになったにんにくも販売されています。球のままのものを使う際は、必ずばらして、一片にしてから植え付けましょう。にんにくを選ぶ時のポイントですが、なるべく大きなものの方が大きく育ちます。また、傷やカビが付いているものは避け、健康なものを選ぶようにしましょう。

栽培は結構手がかかる?

種となるにんにくも用意できたら、植え付けに入ります。一片にしたにんにくを、10〜15センチ程度の間を空けて植えていきます。深さは5センチくらいで、必ず「尖った方」を上にして植えてください。尖った方を下にしてしまうと、せっかくの芽が出なくなってしまいます。

冬が終わって春になると、暖かくなってきて、花芽が成長し始めます。にんにくの場合、花芽をそのままにしておくと肝心の球が育たずに早く枯れてしまうので、伸びてきたらすぐに花芽を取ってしまいましょう。切ったりしなくても、手で引っ張るだけで簡単に抜くことができます。ここで採った花芽が「にんにくの芽」になります。食べられるので、捨ててしまったりはせずに活用してみてください。

にんにくは増やすことができる?

にんにくは「むかご」を付ける植物です。むかごとは、植物が増えていくために栄養分を脇芽に貯めて肥大化した部分のことを指します。にんにくの場合、花が咲いてそこにむかごができるか、球種の上あたりにもできることがあります。むかごは、繁殖のために肥大化した部分ですので、むかごを植えてもにんにくを育てることが可能です。しかし、通常の種ではなくむかごを使う場合、普通のにんにくにはならず、ひとまわり小さなにんにくとして成長します。そのにんにくを収穫して植えれば、次の年には普通のにんにくが収穫できます。にんにくの栽培数を増やしたいという方は、むかごを使ってにんにくを栽培していくのもいいかも知れません。

にんにくの収穫時期は?

にんにくの収穫時期は、4月の中頃から6月の終わりです。育てている品種や植え付けの時期、気温や天候によって多少は変わってきますが、一般的には4月〜6月が収穫の適期と言われています。その時期を迎えたら、植えているにんにくをしっかりと観察し、収穫するタイミングを逃してしまわないよう気を付けてください。にんにくの葉を見た時に、葉っぱの半分が黄色っぽく変色していれば、収穫にベストな時期です。