資生堂など、ソメイヨシノの挿し木成功に効果ある脂肪酸系成分を発見

 

 資生堂と住友林業は、ソメイヨシノを挿し木で増やす時に、植物脂肪酸の一種である「KODA(コーダ)」を用いると効果があることを発見した。何もせずに挿し木を行った時に比べて、根を張る確率が最大で3倍になった。脂肪酸系の成分が発根を促すことが分かったのは初めて。今後、ソメイヨシノ以外でも効果があるか研究を進める。

 KODAは資生堂が開発し、花や芽をできやすくする作用を持つ。挿し木をした時に一度噴霧すれば、発根率が著しく上昇することを今回突き止めた。また挿し木をして早ければ翌年以降に花をつける効果があることも分かった。

 発根を促すメカニズムは、未解明なものの、資生堂の横山峰幸参与は「ストレスとかかわりの深いKODAが、挿し木というストレスを抑え、成長を手助けしているからではないか」としている。
【参照先不明】

 

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