外来生物法で特定外来生物に指定されている厄介ものです。アメリカやカナダからの輸入大豆に種子が混入し、豆腐屋を中心に拡大したといわれています。河川敷に多く見られます。繁殖力が旺盛で、他の植物の繁殖を許さない勢いを見せます。
そんな厄介者のアレチウリ、じつは若い葉と芽は意外と美味しく食べることができます。お勧めは、胡麻和え、汁の実。マヨシーチキン和えもいけます。クセのあまりない風味です。採取のポイントは柔らかい先芽と葉を選ぶこと。大きく育った葉っぱはゴワゴワした食感でお勧めできません。
それでも、
「アレチウリの葉っぱや茎を、実際に食べてみた!」というネット上の賢者の体験談集めると…
- アレチウリの生はキュウリに似た野菜風味の匂い
- 葉っぱを茹でたところアクも出ずに数秒~数分で柔らかくなった
- 茎は茹でてもとにかく苦味が強い
- 葉っぱは苦味も青臭さもなく、茹で過ぎなければ十分食材になるかも!
という意見がありました。
葉茎の柔らかさから3分茹でましたが2分で十分でした。生はキュウリに似た野菜風味の匂いがして、一見すると食材になりそうでした。ゆで汁にも灰汁はほとんで出ず、湯気も白菜を似ているようなやさしげな印象でした。
味はどう?
ところが、いきなり茎をたべてみたらとにかく苦い。噛むたびに苦さがでてきます。葉っぱのほうは苦味も青臭さもなく、茹で過ぎなければ十分食材になります。
食べられる量はどれぐらい?
茎はとにかく苦くて飲み込めませんでしたが、葉っぱは癖もないので最大豆皿まではいけるはずです。
味付は必要?
茎の苦さは醤油ではまったく消えません。茎は食べない方がいいですね。葉っぱのほうは、素材自体の味がとぼしいし、癖もないのでので醤油をつければ食べられます。
食べた感触は?
茹で過ぎなければ、葉っぱはオヒタシそのものでしょう。茎は3分でいいしゃきしゃき感が出てましたが、なにせ苦いので我慢できず食べるのをやめました。
まず一番最初はシンプルにお浸しで。
とても成長が早いアレチウリ・・・その芽だけでなく、もう少し元のほうもだいぶ柔らかい・・・さらにクセなく、毛も違和感なく、なぜにこんなに違和感ない??
これはみんなで食べて駆除してしまいましょう♪
醤油をチョロッと掛けて・・・間違いない!
アレチウリと豚肉の炒め物
炒め物にしても色良く、柔らかくて美味しく頂けます。
各地で大繁殖していますが、瑞々しくて美味しく食べれます。食べれると知ってしまったら・・・どうしてこれを食べないのか不思議・・・
とても瑞々しく柔らかい芽・・・小麦粉に米粉を少し混ぜて揚げてみました。
色も変わらず、明るい緑色で綺麗!! 食べたら・・・サクサク~美味過ぎ!!
今まで食べなかった事を後悔するほど・・・
ただ単純に巻きヒゲが麺類っぽい!! さらに、茹でても鮮やかな緑はパスタにも合うだろう・・・
パスタに和えてみたら・・・違和感なし! 見た目良し! 風味もあって悪くない!! これは普通に美味しいパスタでした。
アレチウリはスズメバチの大好物の花!
アレチウリは、人間にとっては厄介な植物ですが、スズメバチやミツバチにとっては重要な食料となります。
アレチウリは直径1cm程の小さな花を固まってつけ、雄花と雌花の区別がありますが、どちらの花も多数のハチたちが、吸蜜のため飛来します。