コシアブラ 栽培法

 

16.jpg 小さいうちはやや日照に弱く半日陰を好みますが大きくなるにつれて日照を好むようになります。
小さい幼苗の頃は鉢植えで管理するのが安全だと思います。
用土は腐植質が多く肥沃で水捌けの良い用土が向きます。乾燥には弱いのでマルチングしたほうが
良いでしょう。肥料を好みますので春先と夏に油粕を適量与えます。
マツやモミなどの針葉樹と共生しているという情報もありますが真偽は不明です。しかし自生しているものを見るとマツやモミの根元から生えているものも多く完全な眉唾物ではなさそうです。
他のウコギ科に比べ生育は遅く枝分かれもしにくいです。そのため剪定によって芽や枝を増やします。
山で芽を根こそぎとられ枯れてしまっているものを見かけるので弱いイメージがありますが芽を根こそぎ採られれば枯れるのは当たり前です。実際はやや強い樹木で強剪定にも良く耐えます。
冬の間に根元からばっさり切っても翌年には芽を2、3個出して張るには元気に成長し始めます。そのため芽や枝の数を増やすために落葉後に下10cm程残して(根元からでもいいですが)剪定し翌年2,3芽を成長させ枝を増やします。このとき新芽は絶対に収穫しないでください。
またあまりよくない方法ですが収穫の際に同時に剪定し、芽を採った枝を挿し木のように湿った用土に挿しておくとまた新芽が出てきて2回収穫することもできます。この方法での発根率はかなり低いのでそのまま発根を期待するより収穫してしまった方が良いと思います。
増殖は分根か挿し木でおこないます。分根は冬の休眠期に親株の根を堀り上げて親株の根を残しつつ元の太い場所の方が成功率が高いので根を何本か出している場合できるだけ元から切断します。
10cmほどに切り分けて一晩潅水処理をしてから用土に埋めて半日陰で管理します。
挿し木は夏に今年の伸長分の頂芽付き当年枝を挿します。必要に応じて葉を切って半日陰で管理します。
実生や取り木も可能ですが成長が遅い、発根率が悪いなどのデメリットがあります。
【参照先不明】

 

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *