【佐渡の食材】佐渡島で山菜採りに行ってきました!

出典:佐渡UIターン

 

ワラビ

 こちら、ひょろひょろ伸びているのがワラビです。

 わらびって株があるわけではなく、一本一本つくしのように地面から生えてるんですね。

 ワラビは山菜蕎麦や山菜ご飯、お浸しでおなじみですが、もう一つ地上部ではなく、根っこの部分はわらび餅の原料、わらび粉になります。
 根っこから大変手間のかかる工程を経て澱粉を取り出しできたわらび粉は、なんと原料全体から約5~6%しか取れない貴重なものだそうです。
 一般的に売られているお手頃値段のわらび粉は芋や蓮根から作られた加工澱粉が主な材料となっています。

 話がわらび粉の話になってしまいましたが、本日は地上部を採り、食します。

 採り方は簡単。ポキっと折れるところで折るだけです。大きく成長したものは根元の方が硬いので上の方を採りましょう。

ワラビを食す!

 ワラビはアクがあのるので、アク抜きが必要です。非常に簡単です。

 鍋に水(1ℓ)を入れ沸騰させ、重曹(ティースプーン半分)を入れて溶かす。火を止めて洗ったワラビを入れて一晩放置!以上!

 アルカリ性の重曹を入れることにより繊維が軟化し、水溶性のアクが水に溶けやすくなるのです。

 茹で汁は捨てて、アク抜きしたワラビをカットして、めんつゆかけて、鰹節かけて、ごま油をひと回し。

一品完成!! ワラビのナムル。

 シャキッとした食感と、ちゅるっとした粘り気もあって美味しいです♪

 先っぽのくるりとした芽のところは細かい毛のようなものがたくさんついているので、捨てて茎のみ食べる人もいらっしゃいますが、私は気にせずそのままいただきます。

 ご飯が進みますね☺️ 旬のものを旬の時季にいただく。自然と共に生活してるからこそできる贅沢ですね。

アマドコロ

 このピントが合ってないぴょこっと伸びてる植物、アマドコロです。(フォーカス合ってなくてごめんなさい。)

 野山の日当たりの良い場所に自生しています。採り方は簡単。根本をぽきっと折るだけです。

 成長して緑の葉が伸びているものは苦味が強いのでなるべく芽の小さい、太めのものが甘くて美味しいです。

 アマドコロは見た目は茗荷をひょろ長くしたようですが、味や食感は豆類やアスパラガスに似ている気がします。

 師匠によると成長するとすずらんのような可愛い白い花が夏前くらいに咲くとのことで、花が咲いたアマドコロを見に行くのも楽しみです。

アマドコロを食す!

 アマドコロはアク抜きの必要がなく、さっと湯がくだけで美味しくいただけます。

 沸騰したところに洗ったアマドコロを入れます。火を入れると一気に鮮やかな緑色に変化します!マジックのようで面白い♪

 30秒ほど茹でて流水に落として完全に冷まし、水気をきってカットしてマヨネーズつけて食べるととっても美味しいです!

 もともと柔らかいの植物なので茹ですぎると溶けてしまいますのでご注意ください。

 このみずみずしい見た目と鮮やかな緑。春らしくて素敵!!

 アマドコロは名前の由来である他の山菜にはない甘みがあり、アク抜きの必要もないですし、大変優秀な山菜です。

 食べると美肌効果もあるとか♪