それを水はけのいいところに積み重ねて、放っておけば一年も過ぎれば勝手に出来ます。
しかし、腐葉土は、チッ素分は多く含みますが、リン酸やカリが欠けているので、それらはほかの肥料で補うとより良いスーパー腐葉土が出来ます。(いわゆる腐葉土堆肥ね)
また、作るのに一年以上かかるのは長すぎるという意見もしかり。
そこでもうちょっと短時間にいい土を作る場合は、さらに手間をかけます。
そのやりかたは図を参照しつつ、
土(腐敗菌のタネ)
↑
鶏糞や牛糞(足りない栄養素の補給)
↑
米糠(栄養補助と匂い消しとも腐敗促進)
↑
落ち葉
と、踏み固めながら何層かに重ねていき、水を掛けつつ、土を10-20cm被せて、ブルーシートでも被せておけばOK。(シートをかけるのは水分過剰で発酵の停止予防、養分の流亡防止、発酵を促進のため)
土は何でもいいのですが、出来れば落ち葉の下にある表土がよいでしょう。自然に出来た腐葉土だから。
図では米ぬかが結構厚く盛られていますが、そんな厚く盛る必要は全く無いです。逆に固まっては効果が落ちますので・・・。
表面の葉にまんべんなくかかる程度で十分でしょう。
「振るい」を使ったほうがよりベターでしょう。
草木灰、魚粉、骨粉、藁、籾殻、油粕などがあれば適当に層の間に差し込めてもOK。
それで、一ヶ月ぐらいしたら、それを切り返します。
「切り返し」というのは、わかりやすくいうと上のものを下に、中のものを外に混ぜるもしくは耕すということです。
その際とても臭いのでそれなりの覚悟と準備をしてください。
その後テキトーに一ヶ月を目安に、2,3回切り返します。
そして、見た目が原型をなくして土っぽくなったら完成です。
ちなみに私の遠い親戚は腐葉土の業者(ってゆ~か、ただ山持っているだけだと思うけど・・・。)でした。
その業者さんの腐葉土の作り方はそれこそ山積みになった枯葉に、水かけて、時々ユンボや鋤でかき回す。というシンプルなもので、場合によっては何もせず1、2年ほど置いていたと思います。
つまり、腐葉土堆肥は出来れば自分で作ったほうが養分が多い良い土が作れるということなのでしょうかねぇ!?
腐葉土の山をかき回すとき、子供のころ鋤でかき回してカブトムシやクワガタの幼虫を串刺しにした思い出があります。腐葉土の山にはカブトムシやクワガタなんていくらでもいたので、さほど気にも留めず、むしろ「あっ当たりだ」とも思っていたのですが、今思うともったいないことしていました。
出典:腐葉土の作り方
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