今日の作業


【ウドの増殖方法】
種 子- 大量に苗を増殖するなら、秋に種子を採集し、翌春まで冷蔵貯蔵したあと3~4月に播種する。ウド1株から約1万粒の種が採れ、50%発芽、3年後には収穫可能です。
株分け- 翌年から収穫したい場合なら、3月初旬頃に大きな親株を芽のついた3~5株に株分けし、根を20㎝ぐらいに切り仮伏せした後4~5月頃10㎝くらいの浅植えにする。
【基本的な栽培方法】
 排水のよい作土の深い土壌に栽培する。また、元肥を充分に与える(10a当たり60㌔の化成肥料)。種子から養成した苗なら3年後、株分けなら翌年から収穫が可能です。また、下記の写真に示すように植え付けた株の周辺に厚さ30㎝ぐらいの籾殻で被覆すると、4~5月頃に30㎝の白い軟化茎のウドが収穫できます。鋭利な刃物で根元の木質部をつけて切り取り、収穫後すぐビニール袋等で包装して出荷します。素手で触ると色が変わってしますので必ず手袋で作業するようにします。
 
ウドの主芽・伏芽利用を利用した「改良株分け法」による大量増殖技術
福島県農業試験場野菜部・平成11年度春夏作試験成績概要
1 部門名 野菜-ウド-繁殖・育苗       03-30-02060000
2 担当者 服部 実
3 要 旨
  ウドの増殖法としては古くから主芽を利用した株分けが行われてきたが、その増殖率は4~5倍と低い。増殖率の向上を図るため、主芽と同時に伏芽も利用する改良株分け法を新たに考案し、その技術を確立した。
(1) 40日程度籾がらに伏せ込んだウドの根株を主芽部及び伏芽部に分割し、黒土+くん炭(10%)を充填したポリポットに埋設し、無加温ハウス内の温床(20℃)で育苗することで増殖用の苗が得られる。その際、株分けの時期は3月中旬までとし、使用するポリポットの直径は7.5cm以上とする。
(2) 本圃への定植は5月中旬に行う。1年で従来の株分け法と同等の根株を得ることができる。
(3) 一つの根株から普通主芽が6~7個、伏芽が5~6個得られ、また、本法による成苗率が90%程度であることから、本法の増殖倍率は10~11倍と推定される。
 
山ウドを300坪ほど(1反歩)栽培してます。
増殖方法は、株分けと実生です。
株分けは、初冬から芽だしの時期の春までならいつでも簡単にできます。
実生は秋に種を取り、中の種子だけにして(水洗い)、無肥料分の土に播きます。肥料分の含んだ土では、ほとんど発芽しません。これが秘訣です。
翌年、発芽してから肥培します。秋に床換えします。
2年もたてば収穫できるようになります。
いくらでも増やせます。
挿し木、挿し芽、もできます。私は、ランの組織培養もしてますが、手間からみて、実生が一番ですよ!

出典先不明:農業振興課研究開発室

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