明日葉の栽培

 

15.jpg(1)発芽

アシタバは通常、秋に種を蒔きます。半月から1ヶ月で発芽し、春まではゆっくりと成長し、翌春、暖かくなると旺盛に成長を始めます。生食用に出荷する場合は、大きくなり過ぎてもいけないので、比較的l密植気味に栽培します。

(2)苗の植え付

乾燥粉末加工用にアシタバを栽培する場合は、大きく育てなければならいので、疎植にします。苗を別に作っておき、ある程度大きくなったところで、畑に植え付けることもあります。

(3)草取り

土壌消毒剤、除草剤など、農薬を使わずにアシタバを育てるにあたって、最も大変な作業が草取りです。アシタバが小さい間は、とにかく雑草の方が生長旺盛なので、常に除草をしなければなりません。この作業をスタッフの女性がすべて手作業でされます。本当にありがとうございます。

(4)強風

除草のほかに、肥料やりなど、手間ひまかけて育てますが、自然現象にはかないません。苦労して育てたあしたばが、強風で一夜にしてだめになってしまうこともあります。

でも、根までは枯れないので、一ヶ月もすると、新芽が復活し、成長を再開します。

(5)収穫開始

概ね、種まき後2年目から収穫が始まります。柔らかい新芽は残して、充実した茎と葉っぱを一本づつ収穫します。アシタバは結構肥料を必要とします。有機肥料で育てたいところですが、有機肥料だけでの栽培はなかなか大変なので化成肥料も使います。農薬については、使用しないで栽培しています。

(6)収穫終了

収穫と共にあしたばも成長してゆき、3年目になるとトウ立ち(花が咲き種をつける)しますので、収穫も終了、伐採してまた新たに種まきまたは苗の植え付けをします。

(7)明日葉の効能

明日葉のカルコンには、黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌など、化膿性炎症の原因となる化膿菌に対して抗菌作用があることが認められまたルテウス菌に対しては、市販の抗生物質と同じくらいに強い効果が認められています。明日葉が皮膚病に効果があることが実証したと言える訳です。

明日葉のカルコンには、血管を拡張して血行をよくする働きがあり、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞などの病気は、血管が詰まって血の流れが悪くなることで起こります、明日葉を食べていれば、これらの病気を予防する効果が大いに期待できると思います。

明日葉に含まれているカルコンにはHIVの増殖を阻害する作用が認められているのです。

明日葉に含まれる成分カルコンが、 がん 、脳梗塞、脳血栓、心筋梗塞高血圧症に効果を発揮することは、すでに科学的に証明されています。そのほかにも、明日葉の食効として、 肝機能の回復 、コレステロール値の低下、血糖値の低下、といったものが知られていて、現在、科学的な解明に向け研究が進められています。
【参照先不明】

 

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