出典:庭革命
失敗しないみょうがの育て方
みょうがは東アジアの湿地帯が原産のショウガ科の植物です。日本以外にも台湾や韓国で自生していますが、独特の匂いが受け入れられなかったのか、現在では日本でのみ食用として栽培されています。
— みょうが(茗荷)の栽培環境 —
みょうがは他の野菜に比べて直射日光と乾燥が苦手です。
- 日陰で育てよう
- 最適な温度は20〜23℃
- 野菜用の培養土を使用しよう
- プランターでも栽培できる!
— 植える時期は3〜4月か9〜10月 —
みょうがを植える時期は年に2回あり3〜4月と9〜10月です。
春に植えたみょうがはその年の8〜9月に収穫でき、秋に植えたみょうがは翌年の梅雨明けごろに収穫できます。しっかり育った苗ならば、6~7月に植え付けても成長してくれるでしょう。
— みょうが(茗荷)の植え方 —
地植え栽培の場合、畑に畝(うね)を作り、10㎝程の溝を作ってみょうがの芽を上向きに2〜3個まとめてください。ポイントは、「土をかぶせて畝の表面を平らにすること」「たっぷりと水やりすること」「敷きわらを敷くこと」です。
みょうがは繫殖力旺盛で、どんどん増えるうえに他の植物を育たなくします。強靭な地下茎は抜いてもちぎれた部分から繫殖する。
— みょうが(茗荷)の収穫 —
みょうがは、植えてから1年は収穫量が安定しませんが、2年目以降は収穫量がぐっと上がります。春に植え付けした場合は8〜9月に、秋に植え付けした場合は翌年の梅雨明けから収穫可能です。
根元から1.5㎝程地面から顔を出してきたらミョウガの根元をつかみ、ねじりながら引っ張ると簡単に収穫できます。花が咲いてからでもOKですが、味と風味が落ちてしまうので注意しましょう。
— みょうが(茗荷)の株分け —
みょうがの株分けは、2〜4月の植え付けや植え替えのついでにやってしまいましょう。
冬の間、地下茎の一部を10〜15㎝ほどに切っておけば、植えたい場所に植えておくだけでほっといても勝手に増えていきます。管理方法にコツがありますが、地下茎を瓶などに入れて水に付けて置くと根が出てくる水耕栽培もできますよ。