サルナシ

 

 サルナシ(猿梨)です。猿や熊が好んで食べる梨のような木(蔓)の実。
先週末、伊南川の中州で大量発見! うはうはっまとわりつかれた木が重そうに枝垂れていました。

地元では「こくわ」と呼ばれ、只見町ではワインが作られていて、深沢温泉「湯ら里」で飲むことができます。
ドリカムの「晴れたらいいね」に出て来る通り、深山の恵みで、貴重品。
<ひじりこ>  
 サルナシはビタミン類などが豊富で、健康食品としてもてはやされ、通販を見ると高値で取引されている模様。
これだけ大量の天然モノでは、いくらになるものやら。

会津若松のスーパーで、サルナシの栽培品(たしかアメリカ産)が売られているのを見たことがありますが、通販では北海道・東北産の生食品か中国産の加工品が主流。

 サルナシは、マタタビ科マタタビ属。
「猫にマタタビ」の仲間。
中国のサルナシを品種改良して、ニュージーランドの特産品として売り出したものが、キウイフルーツ。
というわけで、キウイフルーツ(ゴールド&グリーン)と並べてみました。

 サルナシの外見はつるっとしていて小さく、姫リンゴのようですが、切ってみると、中はやはりキウイフルーツの仲間。
キウイフルーツ同様、収穫後に追熟させて食べます。

現地で食べるには、熟して地面に落ちたものの方が、甘くて美味しい。
熟してない堅いのは酸っぱいけど、山歩き中に食べると疲労回復!

ちなみに、サルナシの蔓はとても強く、徳島県祖谷渓のかずら橋に使われているそうです。

ayuheyさんのリクエストにお応えして、サルナシの葉柄です。
茶色がかった黄緑色だったようです。
【参照先不明】

 

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