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Monthly Archives for 2010年 6月
ソメイヨシノの取り木を実施
私の仕事先に、ソメイヨシノの古木がある。
その古木の若枝に根を生えさせて、古木から若枝を切り離すのである。
幹から伸び出た枝に、本当に根が生えるのか、やり始めるまでは正直言って半信半疑であった。
その古木の若枝に根を生えさせて、古木から若枝を切り離すのである。
幹から伸び出た枝に、本当に根が生えるのか、やり始めるまでは正直言って半信半疑であった。
取り木に取り掛かる時期は、春から秋までの期間であれば何時でもいいが、2004年4月5日に作業を実施した。
準備するものは、水ゴケ、ビニール袋、針金、ストロー、これだけでいい。
手元に無いのは、水ゴケだけである。
ホームセンターの園芸用品の売り場で、乾燥した水ゴケを買った。
水ゴケは水を含ませれば膨張するので、片手でつかめる程度の量で十分だが、それより何倍も多い量が最低販売単位(208円)となっていた。
作業手順としては、
① 苗木にするにふさわしい、形のいい若い枝を選ぶ。
② 選んだ若枝の一箇所、長さ3センチばかりの皮を、 ナイフでグルリと削り取る。
皮を削る位置は、節のすぐ下が良い。
枝の白い部分が出るまで、皮をしっかり削り取る。
③ 皮を削り取った部分に水ゴケを当て、 その上から透明のビニールを巻きつけて、 水ごけをすっかり包む。
④ ビニールの両端を細い針金、またはタコ糸で縛る。
⑤ ビニールの一箇所に穴を開け、管(何も無ければストローでOK)を差し込む。
以上である。
皮を削り取る際には、外皮のすぐ下にある緑色の薄い皮を、しっかりと削り取ることが大事。
ソメイヨシノは根で吸収した土中の水分を、幹から枝へと運ぶ際、緑色の薄い皮が動脈となる。
この緑色の薄い皮を削り取るということは、木の動脈を断ち切ることになる。
動脈が断ち切られたソメイヨシノは、水分を摂取することができない。
そこで、皮を削り取った箇所に水を与え続ければ、水分を吸収しようとして、ソメイヨシノは節から根を出すというわけだ。
従って、節から根を出さすためには、皮を削り取った箇所に、水を与え続けて、水ゴケを絶えず湿らせておかねばねばならない。
プラスチックの管(クダ)をビニールに差し込んで、朝夕、水をやり続けた。
1ヵ月が過ぎた5月半ば頃、透明のビニールの内側、水ゴケの中に白い根を見つけた。
その後、節から根がいくつも生えてきた。
根が立派に生え揃った6月10日、ノコギリで枝を切り落とした。
そして、その枝を自宅へ持ち帰って大き目の鉢に植え、
ベランダに置いた。
【参照先不明】