Monthly Archives for 2024年 2月

山形「あけび」の味噌詰め焼き

出典:農林水産省

 

主な伝承地域

  山形県内全域

主な使用食材

  あけび、まいたけ、しめじ、味噌、砂糖

歴史・由来・関連行事

 あけびは、山形県民にとって欠かすことのできない郷土の味覚として根づいており、春には新芽、秋は果実を食用に。つるはつる細工などに活用される。
山形県であけびの栽培が盛んになったのは、1970年代から1980年代あたりから。天童市で採取されたあけびが関東で好評を博し、本格的な栽培がはじまった。村山地域や置賜地域が主産地になっており、県全体の生産量は全国トップレベルを誇る。薄紫色、ピンク色など種類や系統によって見た目も若干異なり、食卓に彩りをそえる役割もある。
全国的には種のまわりの白い部分を食べるのが一般的だが、山形県では皮の部分を食べるという全国的にも珍しい食文化がある。味わいはほろ苦く「あけびの味噌詰め焼き」のほか、煮物、和え物、天ぷら、ぬた和えなど、さまざまな料理に調理して食される。

食習の機会や時季

 あけびの季節は8月中旬から10月中旬。内陸部の家庭では旬の食材として、シーズンの間に一度か二度はあけび料理が食卓にあがるという。地元の人にとってあけびはわざわざスーパーマーケットで買う食材というよりも、裏山に自生しているものをとってきたり、庭先で育てていたり、ご近所からおすそ分けしてもらったりするものという感覚。あけびの皮は天日に干して保存しておき、煮物などにも利用される。
あけびは捨てるところのない万能果物といわれていて、ひと昔前は、種子から油をとっていた時代もあった。

飲食方法

 調理前に、あけびの種を取りのぞき、フキンで水気を拭き取っておく。ひき肉や舞茸を味噌や砂糖で煎り煮して、それをあけびの皮に詰めたらタコ糸などで結んで、ていねいに焼いてから食べる。
あけびの皮はほろ苦い風味があるが、味噌と合わせることで食べやすくなる。皮の部分はナスのように味がよく染みて、炒めものや煮物にすると噛み締めた時に味が染み出して美味である。

材料・作り方

あけび   4個
まいたけ  50g
しめじ   50g
みょうが  5個
味噌    大さじ1 1/2
砂糖    小さじ2
油(炒め用)大さじ1 1/3
油(焼き用)大さじ2
たこ糸

  1. あけびはスプーンなどで中の種を取り除き、皮のみを使う。口が閉じているものは中心の筋目に沿って割り開く。あけびの皮をきれいに洗って、水気を切る。
  2. きのこを洗って水気を切り、細かく裂く。みょうがは千切りにする。
  3. 鍋に炒め用の油をひき、きのこ類を炒め、しんなりしたらみょうがを加えてさっと火を通し、味噌と砂糖を加えて煎り煮にし、水分を飛ばす。
  4. 3の具が冷めたら、あけびの皮に詰めてたこ糸で口を閉じるように結ぶ。
  5. フライパンに油を熱し、あけびを入れて蓋をし、時々返しながら焼き上げる。

 

外来植物・オニノゲシの茎は山くらげ

出典:野食ハンマープライス
 

山くらげこと「茎レタス」

 オニノゲシは野菜のレタスと同じキク科アキノノゲシ属の雑草で、明治時代に東京で初めて確認された外来植物です。

現在では全国に分布しており、畑の脇や耕作放棄地、河川敷など日当たりのよく肥沃な場所でよく見られます。皇居回りとか、都心にも出ているよね。。

 在来のノゲシ(これも史前帰化植物という説があるけど)と比べると全体的に荒々しく、株がデカく、棘がアザミのように硬いという特徴があります。
今回見つけたものは草丈が1m程度ありましたが、別段大きいというわけではない様子。
茎の太さも、付け根で7~8㎝ほどもあります。これが大群生を作っているもんだから、ものすごい迫力です。

この太い茎を見ていて、ふととある食材のことを思い出しました。

オニノゲシ山くらげ化計画

 オニノゲシは採取後すぐに葉を落とし、茎だけにしておきます。
そうしないとかさばるし、あと棘が刺さって痛いです。

葉の付け根に切れ目を入れて引っ張ると、硬い表皮ごと剥けるのでちょうどいいですね。

全体の皮を剥き、髄だけにします。
といっても中空なので、見た目ほどの量はありませんが、それでも茎が太いからそこそこ可食部があります。

ここで、ちょっと齧ってみましょう。

Oh,予想以上にしっかりした歯ごたえ
セロリ的なものを想像していましたが、キュウリよりもさらにぱりぱりしてます。良いですね、これは期待できそう。

 山くらげは干して保存されるので、いったん干してみます。
細く裂いて、陰干し。

うん、これは山くらげそっくりだ。

ぬるま湯で戻して、5分ほど茹でます。

水気を取って小さく切り、白だしとラー油で簡単に和えれば

 オニノゲシの山くらげ風、完成!
いただきマース

ばっちりだね。
これはもう、ただの山くらげです。
ラー油との相性良すぎでしょこれ。メンマの代わりにしてもいいよね。

味:★★★★☆
価格:★★★★☆

よかった大成功。
アク抜きの必要もなくて、その気になれば生でも食べられる(ちょっと青臭いけど)というのもいいですね。

 

野生のレタス「アキノノゲシ」

出典:にゃごにゃの野草料理

 

アキノノゲシを茎レタス風に食してみました

 日本ではあまり流通していませんが、レタスには茎をメインに食べる茎レタスという種類があります。
その中でも一番メジャーなのは山くらげ(ステムレタスの茎)かな。
その他に、私は庭でA菜(油麦菜、尖葉萵苣菜)という茎レタスも作ってたべています。

 摘んだ時は茎をメインにしようとは思いませんでしたので、収穫した長さが少し短いですね。
茎が硬かったのでピーラーで皮をはいであります。
下葉をおとして、茎を軽く炒めてから煮るか、もしくは油を入れた中華スープでゆっくりと煮て料理します。
他の茎レタス料理の時は頂芽も一緒に煮ているのですが、今回のアキノノゲシは茎だけにしてみました。

 下の茎がアキノノゲシです。
(上の葉は野菜のヒユ菜)

最初、A菜と同じくらいの時間で煮て試食してみたところ、まだ硬かったので、結果たぶん15分くらい煮たのかな?
キク科特有の苦味があって普通に美味しいです。
茎の皮を剥いて正解でした。
皮の部分に苦味がありますので、少し厚くむいて取り除くと、キク科の美味しいほろ苦さが堪能できます。

前回の葉の白和えを食べて、生の葉は少しゴワゴワしていて食感がいまひとつでしたし、茹でたほうが苦味が強かったので、アキノノゲシは茎をメインに食べたほうが美味しいかも知れません。

ごちそうさまでした。

 

「清水森ナンバ」一升漬

出典:青森のうまいものたち

 

 津軽地域で栽培されるトウガラシの在来種「清水森ナンバ」を使った一升漬が今年3月に文化庁の「100年フード」に認定されました。
 収穫が最盛期を迎えたこの時期に、清水森ナンバの一升漬をご紹介します。

「清水森ナンバ」とは

 津軽地方で古くから栽培されてきたトウガラシで、その始まりは約400年前。津軽の藩祖であった津軽為信が京都伏見稲荷から持ち帰り広めたと言われています。
「清水森」は、弘前市の清水森地区のことで、昭和30年ごろまではナンバの栽培が盛んで、最盛期には10haほどの作付面積があり、全国の一大産地として名を馳せましたが、昭和40年代以降は、安価な輸入唐辛子が全国に流通するようになると、生産量が激減しました。
 薄い緑色のときは辛み成分(カプサイシノイド)が少なく、緑色が濃くなるにつれ、辛味成分が増します。さらに赤トウガラシになると糖類が増し甘みを感じられるとともに、独特な香りがするようになります。
 清水森ナンバの辛味成分の値は、鷹の爪に比べるとかなり低く、甘みを含んだまろやかな辛味と香りの良さが特徴です。
 弘前大学農学生命科学部の調べによると、国内の他品種よりも糖分、ビタミンA、C、Eの含量が高く、栄養価の高いトウガラシという研究結果が報告されています。

「清水森ナンバ」ブランド確立研究会

 現在は、「清水森ナンバ」を使った一味唐辛子や一升漬、醤油漬、グリーンカレーペースト、チリソース、ソフトクリームなど様々な加工品を展開しています。
研究会の活動として、弘前市内・周辺地域の学校との交流もあり、小中学校では、清水森ナンバの植え付け体験などを通じて、次世代への継承や周知活動を積極的に実施しています。
 清水森ナンバは昭和40年以降、生産量が激減し、絶滅の危機にさらされていましたが、弘前大学農学生命科学部が種を作って会員に配り生産規模を拡大させたことにより、現在は弘前市、西目屋村、大鰐町、田舎館村、平川市の5市町村で栽培され、会員は生産・加工を含め129人まで増加しました。
 正しい栽培方法を学んだ会員のみが生産することで、清水森ナンバのブランド価値を高めています。

清水森ナンバの一升漬

 清水森ナンバの一升漬は、米麹と醤油で漬け込んで作る伝統料理です。清水森ナンバと米麹、醤油をそれぞれ1升ずつ使って仕込んだことが名前の由来です。材料を樽に入れ、まんべんなく混ぜ合わせ、そのまま樽に蓋をして3か月以上置くと、味が馴染み、美味しくいただけます。
 一升漬は、炊きたてのご飯のおかずや酒の肴として、また、刺身、豆腐、納豆、卵かけご飯などに醤油代わりとしてもお使いいただけます。

文化庁食文化機運醸成事業「100年フード」とは

 我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で受け継がれ愛されている食文化を掘り起こし、100年続く食文化として継承することを目指し、文化庁が令和3年度から実施している取組です。
「伝統の100年フード部門~江戸時代から続く郷土の料理~」、「近代の100年フード部門~明治・大正に生み出された食文化~」及び「未来の100年フード部門~目指せ、100年!~」の3つの部門について、全国から212件の応募があり、北海道のジンギスカン、岩手県のわんこそばなど131件が認定された中、清水森ナンバの一升漬は「伝統の100年フード部門~江戸時代から続く郷土の料理~」で県内で唯一認定されました。

 

アボカドの黒い部分や筋は食べられる?

出典:Vegewel

 

一部変色していても、食べられる

アボカドを切った時に、黒い斑点や筋がある場合があります。特に筋は噛んでもとても食べられません。

アボカドの黒い筋・斑点の正体

 アボカドにある黒い筋は、酸化して黒く変色したアボカドの組織「維管束」、黒い斑点は、ポリフェノールやポリフェノールオキシダーゼという酵素です。

アボカドの組織は、酸素に触れると酸化を起こし、黒く変色する場合があります。

特に、種に栄養素を運ぶ役割を持つ維管束は、ほかの果肉部分に比べて酸素に触れやすい傾向にあり、酸化しやすい部分です。

黒い筋や斑点は、傷んだり腐ったりしているわけではなく、食べても問題ありません。

ただし、味や食感は、ものによって少し劣化していることがあります。

酸化以外のアボカドの変色の原因

 アボカドの変色は、主に酸素に触れることで起きる現象ですが、熟しすぎた場合や追熟が上手くいかなかった場合、低温障害が発生した場合にも起こります。

また、アボカドは、切って置いておくだけで酸化が進んで変色が進みます。調理する際は、工夫して変色のスピードを遅らせる必要があります。

皮が黒くなった場合

 アボカドは、熟す過程で、緑色から黒色に皮が変色していきます。

皮の黒いアボカドは、果肉が熟しているサインです。また、手で果肉を押した時、柔らかくなっているのも食べ頃の合図です。

緑色の皮をしたアボカドは、果肉が硬すぎて切れない場合もありますが、1週間ほど待てば黒く変化します。

果肉が黒くなったものでも食べられる?

果肉が黒くなったアボカドは食べられるのか、気になる方も多いでしょう。

結論から言うと、アボカドは、黒い筋や斑点ができていても食べられる場合が多いです。

しかし、異臭がしたり、果肉全体が変色していたりする場合は、食べるのを控えるようにしましょう。

ここからは、アボカドの食べ頃チェック方法や、腐っているかどうかの判断基準について詳しく解説していきます。

食べ頃かどうかを判断するポイント

 前述通り、アボカドは、皮が黒くなっているもの、実を指で押した時に柔らかくなっているものが食べ頃です。

また、アボカドは、ヘタから熟していく傾向にあるため、ヘタをチェックするのもポイントです。

ヘタが浮き上がりすぎているものは、熟しすぎている可能性が高く、果肉が傷んでいたり腐っていたりする場合があります。

アボカドが黒い時は返品できる?

 購入したアボカドを切ってみると、果肉全体が黒かったり、傷んでいたりして、使用できないこともあるでしょう。

商品の返品が可能かどうかは、お店によって異なるため、購入したお店に問い合わせてみてください。

また、返品したい場合は、レシートを持参するようにしましょう。レシートがないと、返品ができない場合がほとんどです。

ちなみに、皮が黒いアボカドを選ぶと、中が熟しすぎている場合もあるので、緑の状態で購入し、自宅で食べ頃まで待つのもおすすめです。

 

「木村秋則」を読む。

出典:読書倶楽部通信

 

『リンゴが教えてくれたこと』 木村秋則

土の硬盤層を壊す。

 自然栽培で失敗しないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。過去に肥料、農薬、除草剤、堆肥を使ってきた畑を自然栽培に切り替える場合、私はいつも言っています。

 「穴を掘ってください。そして十センチ刻みに温度計で測ってください」

 土の中には温度が低いところがあります。その場所に根がいくと、そこを避けようとして根は伸びていきません。

 皆さんも夏の暑い時に冷たいのはいいけれど、冬の寒い時は嫌ですね。根も同じじゃないかと思いました。風呂も同じです。沸かし途中の風呂に入ると、ある層で冷やっとします。それが根が伸びていかないところなのです。

 自然の山では、地表の温度と地下五十センチの温度はびっくりするほど差がありません。五十センチ下だとお日様のぬくもりがないから冷たいだろうと思われまが、実際はほとんど差がありません。

 普通の畑は二十~三十センチのところに硬盤層があります。その冷えたところを破壊しなければいけません。壊すのは人の力では無理です。植物の根を利用します、その一つに私は麦を勧めています。

 大麦は二メートル近く土の中に入ります。人が掘って壊す以上に麦の根は頑張ります。

 ただし、麦は肥料食いです。麦だけで壊すと土が痩せてしまいます。そこで豆と一緒に入れます。麦を二、三条播種したら、豆を一条植える方法をとります。すると、土の硬盤層が破壊されて作物がよくできるようになります。土に温度の低いところがある場合、壊さないと何年やってもダメなのです。

 今どの畑を見てもこの硬い層があります。硬い層を壊さない限り、三十年、四十年、私のような栽培をやっても、良い結果は得られません。なぜ失敗するかというと、植物の根は硬盤層を通り越すことができないからです。だから横に伸びます。

 サブソイラーという機械を使ってこの硬い層を壊したところ、根が育ちました。

 東北大学の山内文男名誉教授はこの硬盤層の下に豊富な栄養、養分があることを学識者として初めて発表しました。それまでだれもこのことを研究した人がいませんでした。硬盤層の下にはなぜか養分(ないと教えられている)が考えられないほどあることがわかりました。カリについては四千年分もあるそうです。これはまさに無尽蔵ということです。

 まずは穴を掘ってみることです。土の層がどんな状態にあるのかを確認してみてください。五十センチ穴を掘り、温度計を十センチごとに差します。すると温度が突然低くなる場所が見つかります。その低くなるところを壊します。人が壊すことはできません。というのはこの低い層が一定ではないからです。やはり植物の根に機械はかなわないのです。

 僕は養護学校の作業で畑をしたことくらいしかないので、これもまったく知らないことだったので驚いた。

 山の土の温度は、浅いところも、深いところもほとんど変わらない。そういう場所だと、根が深くまではることができる。

 普通の、畑は違う。温度の低いところがあって、そこから先には、根がはらない。

 しかし、その「硬盤層」を破壊した下には、豊富な栄養がある。

 「硬盤層」を破壊するために、「大麦」を植える。「大麦」の根は、硬盤層を破壊する。栄養を補給するために、そばには豆を植える。

 自然の力と、それと対立するのではなく、それを利用する人間の叡智(自然の人間化)が、見事に融合して、「自然栽培」というイメージが高次化されているように感じられる。

 

きりたんぽ鍋(きりたんぽなべ)

出典:農林水産省

 

秋田県の郷土料理

 ご飯をすりこぎですりつぶし、芯にした棒ににぎりつけて焼いたものを、秋田では「きりたんぽ」とよびます。
 江戸時代、藩の境の視察にきた南部藩の殿様を、きりたんぽでもてなしたという話があります。

主な伝承地域

 

大館市、鹿角市
歴史・由来・関連行事

 きりたんぽ鍋は鶏ガラと調味料で作った汁に炊いたご飯をすり潰したものと野菜を入れた鍋料理。大館・鹿角地方が発祥の地で、炭焼きや伐採のために山籠りをした人々が、残り飯をつぶして棒に刺して焼いて食べていたものを鳥鍋に入れたことが始まりと伝えられる。
 重要な具材であった比内鶏が、秋田県産種の鶏として国の天然記念物に認定され食べられなくなった時期があったが、当時の比内町の町長の声がけで「比内地鶏」が誕生し、再び家庭の味として復活した。比内地鶏は元来のキジや山鳩に肉の組織が似ていて脂がきめ細かく、「たんぽ」との相性は抜群である。
 串に刺し焼いたご飯ががまの穂に似ており、短い穂の意味である「短穂」から「たんぽ」と呼ばれるようになったとされる。「きりたんぽ」とは、この「たんぽ」が鍋に入る長さに「切った」ものである。

主な使用食材

 お米、鶏肉、ゴボウ、長ネギ、セリ、もやし

食習の機会や時季

 新米が収穫される時期に作られることが多く、秋田県の北部では毎年新米の収穫が終わると、収穫の労をねぎらって「きりたんぽ鍋」を囲む。大館市では各家庭で代々受け継がれてきた料理であるが、客をもてなすために欠かせない料理でもあり、冠婚葬祭の際にはよくふるまわれる。

食べ方

 少しかために炊いたお米で「たんぽ」を作り、鶏やゴボウなどの材料の下準備をする。鶏ガラを水から煮込んでダシをとっておく。
 ダシに材料を入れ、煮えたら醤油で味付けをする。化学調味料は使用せず、お好みにより日本酒や塩などを足す。
 手頃な大きさに切ったたんぽを入れ、2~3分さらに煮込み、長ネギを入れ、最後にセリを入れる。

作り方
  1. 鍋に水と鶏ガラを入れてしばらく煮出し、時々アクをすくい取りながらダシを取る。
  2. 1のガラを取り出して、鶏肉とゴボウを入れて再びアクを取りながら煮る。
  3. 2が煮えたら糸こんにゃく、まいたけを入れ、煮えたら、醤油、酒、塩を加えて好みの味にする。
  4. 3の鍋に2つ切りにしたきりたんぽを並べ入れ、長ネギとセリをのせてひと煮立ちしたら出来上がり。

 

「ムベ」食べると不老長寿に⁉

出典:KYOTO SIDE

  

古代から食べられてきた伝説のフルーツ
「ムベ」食べると不老長寿に⁉

 皆さんはムベとよばれるフルーツをご存じですか? 見た目は紫色、中はゼリー状でトロリと甘く、古代より“食べると不老長寿になる”と伝えられている果実です。そんなムベが京都府と兵庫県の県境、京都府福知山市夜久野町で集団栽培されている。

 ムベはアケビ科ムベ属に分類されるツル性の植物。アケビ科となっていますが、アケビは日本各地に自生する落葉樹なのに対し、ムベは関東以西の暖かい地域に分布する常緑樹です。

 春に白い花が咲き、10月下旬から11月上旬頃に楕円形の実を結びます。アケビは食べごろになるとパカッと割れますが、ムベは割れないんですって。

「むべなるかな」天智天皇が名づけ親!?

 気になるのが不老長寿の言い伝え。その歴史はとても古く、大化の改新を起こした天智天皇(626~671)の時代まで遡ります(古い!!)。
 ある日、滋賀県の蒲生野(かもうの)へ狩りに出かけた天智天皇。そこで8人の子供を持つ元気な老夫婦に出会い「汝ら如何に斯く長寿ぞ(お前たちはなぜ、このように元気なのか?)」と尋ねると、老夫婦は「この地で採れる無病長寿の果物を毎年秋に食べているからです」と果実を差し出しました。
 その果実は食べた天智天皇は「むべなるかな(もっともだ)」と答え、その後「ムベ」と呼ばれるようになったんですって! 現在でもムベの実は皇室に献上されているんですよ。

 しかもムベの葉は成長に伴い3枚、5枚、7枚と「七五三」に増えることから、縁起が良い植物だといわれています。

 休耕田を整地して苗木を購入。集落のほとんどの人が兼業農家とはいえ、初めての植物ということもあり肥料のやり方も何も分からない、まさに手探り状態でした。
 初年度に購入した120本の苗木のうち1本だけは必ず実が付くであろう苗木を2万円で購入し、栽培を始めたところ、1年目は、その2万円の苗木に実が3~5個付いただけ。それでも「面白くて」続けてみたところ……
 翌年は100個、3年目は800個、そして昨年は2500個も実が付き、地元の道の駅「ドライブインやくの」に出荷したり、収穫祭まで催したり出来るようになったのだとか。

 そして、この地で栽培されたムベの名前を、天智天皇と、夜久野町のかつての地名・天田郡夜久野の頭文字から一字ずつもらい「天夜(あまや)」と名付けました。

ムベを食べてみよう

 食べごろは、軽く押してみて耳たぶのような柔らかさが目安。中はゼリー状の果肉と無数の黒い種が詰まっていて、アケビのようにゼリーを種ごと口に含んで、種を出していただきます。
 味は甘いバナナのような、ちょっと南国系の味。ほのかな甘さは、サトウキビに近いでしょうか。種が多いのが難点ですが、これは食べたら元気になりそう!

 ところで、このムベが「不老長寿の果物」と伝わる理由を科学的に解明しようと京都府立大学が解明研究をはじめたそう。一体、どんな結果が出るのか楽しみですね。

 

協生農法

出典:協生農法

 

厳しい環境で効果を発揮する「協生農法」

 協生農法とは、無耕起(耕さない)、無施肥(自然界の天然供給物と必要に応じた灌水のみによる栽培)、無農薬、種と苗以外は一切持ち込まないという条件の下、有用植物を生産する農法のこと。植物の特性を活かした生態系の構築や制御を行っており、栄養面の向上や生物多様性の回復、砂漠の緑化など、生態系全体に与える影響が考慮されている点が特徴だ。

この生産方法では、多様な植物や野菜を無農薬で混生密生させて育てる。そのため、農場には虫が多くいたり、さまざまな種の雑草が生えていたりするが、「生態系の循環」を大切にする協生農法においては、排除されることなく育てられている。さらに興味深いのが、協生農法が効果を発揮する環境だ。基本的に、耕作可能であればどのような場所でも実践可能だが、特に協生農法が適する環境があると太田さんは言う。

 サハラ砂漠以南など、貧困や砂漠化に苦しむ西アフリカの多くの地域で、協生農法の効果が発揮されるという。これまで作物が育ちにくかったこれらの地域で、食料生産ができるようになれば、貧困の解消につながるかもしれない。つまり、世界規模の社会課題解決の可能性も秘めているのだ。

そして、ソニーCSL発の協生農法プロジェクトがこれまで協生農法を実践してきた中で、特に注目を浴びた地域がブルキナファソだ。同国では、他の農法も含めて実証実験したところ、協生農法による売り上げがひときわ大きかったようで、ブルキナファソの平均国民所得のおよそ20倍にまで達した。さらに生産性に関しては、慣行農法の40~150倍にも上ったという。

「協生農法という漢字は、よく『共生農法』と間違えられます。共生は、『共に生きる』という意味。自然の生態系における『捕食者ー被食者(食べるー食べられる)』の関係は、一方が食べられて損をしてしまっているので共生ではありません。」

「しかし、たとえ損する個体が生じたとしても、全体としては食料が生産され、生物多様性が高まり、結果として環境が良くなるのが生態系の仕組み。食べられてしまった種も協力し、生態系に貢献している。個々の種が協力して生きているから“協生”農法なんです。」

例えば、従来の農法では農薬で殺されていた虫も、捕食者でありながら、同時に生態系の中で他の役割を持っている。農業において「邪魔者」とされる虫や雑草などを排除することなく、その役割を十全に発揮させるのが協生農法なのだ。そして、最後に太田さんはこのような言葉で締めくくった。

生態系を再生しながら、貧困解決の可能性も秘める。そんな協生農法の魅力とともに、その根底にある「協力」の精神が多くの人に届いていくといい。
Youtube 協生農法

 

畑のごちそう シュンギク

出典:Nosai青森

 


 青森のシュンギクの生産量は全国的には多くはないのですが、県の冬野菜の一つ「冬陽春菊」は、県内だけではなく首都圏でも親しまれています。
積雪が多く日照が少ない冬の津軽地方の気候を逆手にとって栽培され、柔らかくアクの少ないまろやかなシュンギクです。


 独特の香りは気分をリラックスさせ、自律神経に作用して食欲を増進してくれる働きがあるという「シュンギク」。春に黄色の花を咲かせ、葉の形が菊に似ているところからその名が付いたとされています。
 日本では食卓に並びますが、ヨーロッパでは菊の香りが好まれず、主に観賞用として栽培されているとか。しかし、最近はトッピングに利用するなど料理への使用も増えているようです。

  • 生活習慣病予防
  • 肌荒れ防止
  • 骨粗しょう症予防
  • 貧血予防
  • 免疫力アップ など


■冷蔵保存
・湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包む
・ビニール袋に入れ、立てて野菜室に保存
■冷凍保存
長期保存する場合は冷凍保存がオススメ
・サッと茹でてしっかり水気を切る
・食べやすい大きさに切り、小分けにしてラップで包む
・冷凍用保存袋に入れて空気を抜き、袋を閉じて保存

・葉先まで緑が鮮やかでツヤのあるもの
・香りが強く根元まで密生しているもの
・張りがない、刃先が黒ずんでいる、茎や切り口が褐色になっているものは避けましょう